妄想Aチャンネル 第二話 | 開発くんのブログ

開発くんのブログ

ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

ある朝俺はいつも通りの時間に起きて登校していた

開発(あれは)

開発「おーい。るんトオル」

ガバッ

開発「おはよう」

駆け寄ってトオルを抱きしめた

トオル「うー抱きしめるなあ」

トオルはいつも通り俺の腕の中でじたばたする

るん「お早う。聡君。すっかり聡君とトオル仲良しだねえ」

暫く堪能した後トオルを解放した

トオル「聡は何でいつも抱き付くの?」

開発「なんというか憂鬱な朝でもトオルを抱きしめると元気が回復するんだよね。御免。トオル」

トオル「別に良いけど」

暫く歩き始めて

開発「それにしてもいつもここ歩いてるとるん達の後ろ姿を見るんだよね。なんでだろ」

るん「確かに~。なんでだろう?」

トオル「だって聡私が住んでるマンションでしょ」

開発「そうなのか!!」

トオル「気づいてなかったの?」

開発「あれそういえばトオルって名字なんだっけ?」

トオル「一井」

開発「お向かいさんだ」

るん「そうだったんだ。そうなると私の家はトオルのマンションの隣だよ」

開発「そうだったのか。ってるん靴下片っぽ履き忘れてるぞ」

るん「うう…恥ずかしい」

開発「なあトオル。るんっていつもあんなドジなのか?」

トオル「うん。蝶々を追い掛けて車に轢かれそうになった事」

開発「そんな事あったねえ」

その時風に煽られてるんのスカートが捲れた

開発「ぶふぉ」

鼻血が出た

トオル「るんちゃんパパパ…パンツは?」

るん「ん?ああああ」

るんは恥ずかしさのあまりしゃがみこんだ

るん「幾ら何でも気付かないなんて気付かないなんて」

トオル「しゃがみ込んじゃだめ!!」

俺は後ろを向いた

るん「聡君見た?」

開発「俺は何も見てないぞ」

トオル「じゃあ何で鞄肩掛けから下もちになってるの」

つまり股間を鞄で隠す形になっている

トオル「まさか聡」

トオルはずいと俺に近付いてきた

がし

開発「待ってトオル」

手を持ち万歳させられた

トオル「聡朝から元気だね 」

開発「やめて見ないでトオル~」

休み時間

トイレから帰ってくると

ユー子「わーっ」

ユー子に押し倒された

開発「なんなんだよ」

ムニュ

開発(何だこの感触?)

ユー子「きゃああ」

ユー子が手を胸にあてて起き上がり

開発(まさか今のって)

ユー子「聡のスケベ」

バチン

開発「ぐはあ」

教室の後ろに殴り飛ばされた

開発(理不尽だ)

ユー子「御免。聡」

開発「大丈夫だ。ユー子もう気にしてない」

ナギ「騙しがいがあるやつだな~」

開発「全ての元凶はナギか。一体何があった?」

話によるとナギが伊達眼鏡をしている理由は幽霊が視えると脅かしたのが原因らしい

開発「それで俺が殴られたと」

ナギ「でもいい感触だったんじゃないか?」

開発「確かにこの世の物とは思えないって何を言わせるんだ」

ユー子「さ・と・し」

開発「すいませんでした」

俺は人生初の土下座をしました。

放課後

開発(さてバイトに行くかな)

ナギ「ユー子帰りヒマ?皆で映画観に行こうよ。」

ユー子「今日用事があるんや。御免なぁ」

トオル「じゃあ別の日なら行ける。ユー子と一緒に行きたい」

ユー子「わかった行くよ。」

開発(何だかんだでトオルとユー子って仲良いよな)

教室を出ようとしたら

くいくい

制服を引っ張られた

開発(トオル?)

トオル「聡も行こう?」

開発「(トオルが俺を誘ってくれた。まあバイトは遅めだから大丈夫か。)行く!!」

俺とユー子は手を引かれて学校から映画館に行った

開発(これってトオルと手を繋いでる事になるんじゃ…)

暫くして映画館に着いた

広告「今までにない恐怖!!青んぼ少年」

隣をみるとユー子の顔が青ざめていた

ユー子「なあ聡隣に座ってええ?」

ユー子は涙目+上目遣いのコンボで頼み込んできた

開発「わかった」

という訳で

席順は

るん。ナギ。トオル。俺。ユー子。となった

開発「ユー子大丈夫か?」

ユー子「私こういうのだめなんや」

ユー子は目を瞑ろうとするがトオルに監視されていた

開発(トオル許してあげなさいな)

ユー子「いやあ」

ユー子が俺の腕に抱きついてきた

開発「ちょっユー子」

俺は心臓が飛び出そうになってきた

開発(ユー子胸当たってるから)

しかしユー子に気にしている余裕はないらしい

ナギ「聡。どうだ。ユー子の感触は」

開発「あっいや。」

トオル「聡面白い」

上映が終った後

開発「なあユー子そろそろ良いんじゃないか」

ユー子「もう少し」

青ざめているユー子とは対照的で俺の顔はユー子に押し付けられている胸の感触に顔を真っ赤にしていた

ポン

ユー子「聡?」

開発「もし何かあったときは俺が守ってやるから」

ユー子の頭を撫でた

開発「気分転換にグッズでも見に行こうぜ」

ユー子「うん。聡って優しいんやな」

ユー子の顔は少し赤くなった気がした

その後俺はバイトに向かった

その翌日

俺が玄関を出ると

トオル「おはよ」

開発「おっす。トオル」

トオルは少し後ずさった

開発「昨日抱きついたのは悪かったよ。今日は抱きつかねえから安心しろ。るんの事迎え行くんだろう。一緒に行こうぜ」

俺とトオルはるんを迎えに行った

開発「おっす。るん」

トオル「おはよう。るんちゃん」

るん「おはよ~。」

開発「今日はちゃんと履いてるんだろうなパンツ」

るん「もちろーん!」

開発「昨日の悪夢だけは御免だからな」

るん「もう寝惚けたりしません」

開発「どう思いますか?トオルさん」

トオル「結構危ない」

るん「大丈夫だって。ホラ行こう」

るんは近くにいた小学生の手を引いて学校へと歩きだした

俺とトオルは朝からるんの誘拐事件を阻止するのだった

第二話 完