妄想戦国絵巻 山崎の戦い(勝竜寺城) | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

光秀視点


明智兵「お味方は総崩れ。もはやこれは負け戦でございます」


光秀「負け戦か。はっはっは。情けなくて逆に笑えてくる。この私が信長様に代わって天下を統べるだと。信長様を討った私だから天下を取れる笑わせてくれる。その挙句の果てがこの様か情けない。それに今回の総崩れの要因のほとんどが開発聡か。さすがは信長様が恐れた武士だ。」


使者「光秀様


光秀「誰だ」


使者「御牧兼顕の使者でございます」


光秀「なっ」


兼顕視点


兼顕「これより先何人も通さぬ。通りたきものはこの御牧兼顕を倒して行け」


正則視点


兼顕の声に御牧の兵が高々に声を上げた


正則「押せー!!」


清正「相手は総崩れしているというのにまだこれほど勢いを残っているとは」


正則「清正臆したか。ならばこのワシが手柄を頂く」


ワシは兼顕に向かって行った。


清正「正則。出過ぎるなーー」


正則「御牧兼顕ーー!覚悟!!」


兼顕「小童が!!せああ」


正則「ぐああ。」


ワシは兼顕の槍で吹き飛ばされ落馬した。


兼顕「小童覚悟せえ」


正則(ぐっここまでか)


ワシは死を悟った。しかし


正則(斬撃が来ない。なぜ)


ワシは見上げた


開発「何を寝ておる。正則」


正則「開発のダンナ」


開発視点


開発「なんとか間に合ったようだな」


兼顕「ほう鬼が出よったか。おい!」


すると兼顕に兵が寄ってきた。寄ってきた兵に何かを渡した。


兼顕「お主が開発聡か。ワシは御牧兼顕。開発聡ワシと勝負せよ」


開発「喜んで」


兼顕「せあああ」


開発「でやああ」


ワシは槍を合わせた。


開発(強い!強いだけではないこの槍の重さは)


兼顕「どうした。金ヶ崎の鬼。お主の力はこの程度ではなかろう」


開発「なんの!!」


ワシも負けじと押し返す


開発「この強さの根底は覚悟か。」


兼顕「そうだ!!ワシは毛頭お主に叶うなどとは思うてはおらぬ。しかしただでは死なぬ。先程の使者には「我討死の間に引き給え」書いた文を渡した」


開発「その忠義心と覚悟強いはずだ。感服致す。しかし。ワシも負けられぬ。負けてやれぬのだ。」


ワシは一気に押し返した。


そして


開発「やあああ。」


兼顕の槍を弾いた


開発(今だ!!」


開発「でやああ。」


兼顕「ぐあああ」


槍を振り上げ袈裟に槍の腹を叩き込んだ。


倒れ込み落馬する


開発「正則。捕縛せよ。決して殺すでないぞ」


正則「わかった」


開発「ワシはこのまま光秀を追う。清正」


清正「はっ」


開発「後を頼む」


清正「承知した」


ワシは光秀の追撃を始めた


続く