我らは本能寺で織田信長を討った明智光秀を討つ為急ぎ京へと馬を走らせた。
開発(なぜだ。なぜ信長を討った。光秀殿)
清正「どうされた開発殿。考え事ですか?」
加藤清正が話しかけてきた
開発「いや!なぜ光秀殿は信長を討ったのだろうかとな。このような形で戦いたくはなかった」
正則「怖気づいたんですかい?開発のダンナ。俺は光秀を討って手柄をあげまさあ」
福島正則が話しかけてきた
開発「血気盛んじゃなあ。その意気でやってみせよ」
秀吉「ははあ。清正も正則も聡を慕っているのう」
開発「なぜあいつらは俺を慕う」
秀吉「ワシがあいつらにお前の武功を余すことなく聞かせたからのう。」
開発「また余計なことを。しかし俺は傭兵だぞ。正式な家臣ではない。」
秀吉「そんなものは関係ない。良き将の話を聞かすはワシにとっての責務なんさ。」
開発「秀吉。」
秀吉「お前迷ってるんじゃろう。光秀を討てるのか」
開発「当たり前だ。光秀殿は一緒に地獄を潜り抜けてきた。戦友だ。
秀吉「ワシとて同じだ。金ヶ崎で共に生き残りそしてワシは光秀から秀の文字をもらった。ワシだって友と戦いたくはない」
開発「乱世の習いか。情けない。この言葉は戦場でこの乱世でいく万と言い続けてきた。それなのにいざとなれば覚悟が揺らぐ。はっ金ヶ崎の鬼やら宇佐山の阿修羅と呼ばれたものが情けない」
秀吉「それはそれだけお前が人間臭いっていう証じゃ。」
開発「まったく鬼と言われたかと思えば今度は人間か忙しいったらない」
ワシは村に入ったところで村人から握り飯を受け取る
開発「かたじけない。」
そういってワシは銭を投げる
開発「ところでさすがは秀吉考えたな。」
秀吉「なにがじゃ。」
開発「武器や兵糧。鎧などを船で京都まで運び。身軽にする。そして所々の村で飯を作らせて。食べながら進む」
秀吉「金もたくさん払ったからな。喜んでやってくれたぞ。」
開発「この手配は秀吉かそれとも官兵衛か」
官兵衛「いや。私ではない。」
開発「そうなると」
秀吉「佐吉じゃ。佐吉が船の手配やら兵糧の手配すべてやってくれたんじゃ」
正則「ふん。またあいつばかり褒められてらあ。」
開発「そうふて腐れるな。人には適材適所というものがある。それを全うしていけばそれは手柄に変わっていくそしてそれは評価に繋がる」
秀吉「そういういことじゃ。お前らもしっかり働けよ期待しているぞ」
そうこうしている内に武器や兵糧を運び込んでいる京へついた。
秀吉「さあ。これから戦が始まる皆の働きを期待しているぞ。特に聡。お主にとってつらい戦になるだろうが」
開発「わかっているさ。秀吉。相手は光秀殿迷えばワシが屍になる。」
ワシは自分の槍。太刀を手に取った。
開発「戦う覚悟は出来た。行こう」
ワシは光秀殿と戦う決意を固めた
続く