ピンランリンロンティンポーン
雑居ビルの4階へと入る俺。
店の奥からだらしのない格好をしたオッサンがヌルッと顔お出す。
オッサン「いらっしゃいませ。」
MASA「あの…お願いしたいんです」
掠れた藁半紙のような紙に名前や住所を書き込む。
あまりにも怪しい
何に悪用されるかわからない怪しさがあった
現金化などと言えば聞こえはいいが
オッサン「ああ。じゃあいくらほしいんです?」
MASA「えっと…10万円ほど…」
オッサン「んじゃ駅行って回数券買ってきてください。」
完全に俺が普段からやっていたやつだ
MASA「(コレ自分で買ってチケット屋行った方がよくね)」
と思ったが決まった金額で全て確実に買い取ってくれる担保があるならいいかと。
俺は指示通り東京〜静岡のチケットを4冊買おうとしたが…
枠が足りなかった
しょうがないので3冊だけ購入して持っていく。
オッサン「ハイ」
MASA「おおッ…」
香ばしい7.9万円が俺の手元にあるのだ
2万近く差っ引かれてはいるが久しぶりにまとまった金を手にした
払える
払えるッッッ
俺を苦しめた今月の支払いができるのだ
だがここで一つの問題が発生した。
そう。俺の手元に現金があったのだ。
ホカホカの7.9万円があるのだ
気がつくと俺は北斗に座っていた。
MASA「ハァ…ハァ…」
異様なほどの緊張感。
異常なほどの興奮と共に1万円札を放り込んだ。
投資3000円で奇跡のボーナス
MASA「よっしゃあああぁぁ」
単発
MASA「は」
100ゲーム後にボーナス
MASA「よっしゃあああぁぁ」
単発
MASA「は」
僅か20ゲーム後にボーナス
MASA「よっしゃあああぁぁ」
2連
MASA「は」
しかし当たりが早いのだ
しかもボーナス終わるとすぐジャギステーキだし、ボーナス後のタッチでもジャギが喋ったのだ
高設定を確信した
MASA「万枚…20万円…ゴクリ…」
俺はドシッと椅子に深く腰掛けて覚悟を決めた。
200ゲーム
500ゲーム…
700ゲーム…
900ゲーム…
気づけば1000ゲームハマり4枚目の万札を突っ込んでいたのだ
MASA「て…天井は熱い…天井は熱いからァァァァァ」
なんて汗だくだくで回していたら1090ゲームで入ってしまった
が。
なんとそれが北斗揃いで〜
20連昇天かましちゃいましたぁ
危ねぇェェェェwwwwwwww
ガチで危ねぇェェェェ
惜しむのはトキ出てきたのに無双転生しなかった事だが…
投資31,000円
回収38,000円
+7,000円の大逆転である
マジで4ヶ月ぶりくらいに勝った気がするwwww
マサノブ伝説はこの金から始まる。
この金を元手に完済します