アタシだよォ![]()
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アタシが元旦2日イベント連勤でボコボコに揉まれて夜は個室ビデオで泣きながら過ごしてんだよォ![]()
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回想
元旦だというのにボクは初売り会場の案内のバイトをしていた。
ゴミゴミゴミゴミゴミゴミ…
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃ…
ニチニチニチニチニチニチニチ…
ゴックン![]()
喧騒で目が回りそうになるが仕事はえらく楽なものだ。
ただ突っ立って人がある程度入ったらストップをかける。
そして合図が来たら人を流す。
混雑は前半だけであとは座っているだけで日給2万円。
日雇い戦士にとって年始はボーナスステージである。
MASA「ふぅ………」
MASA「金に釣られて…日給2万円に釣られてこんな仕事を…
ック!!!
こんな正月にこんな仕事をッ!!!涙
」
泣いてしまった。
そんな泣いている俺の横でファミリーが何万も使って満足そうに帰っていく。
ファミリー「いい買い物できたねぇ?」
アベック「ちょっと遅かったらヤバかったよねー!」
老夫婦「お茶でもしていこうかぁ〜?」
マサノブ「チッ!!!
」
そんな時だった…
ビリリリリ!地震発生!地震発生!
ビリリリリ!地震発生!地震発生!
突如として会場に警報が鳴り響いた![]()
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ファミリー「ウワァァァァァ!!!?」
子供「キャーーー!!!」
アベック「ヤバ!!!」
会場はたちまちパニックになった。
社員「ただいまの情報によりますと北陸地方での地震になります。震源地とは離れています!落ち着いてください!落ち着いてください!」
だが客は混乱のピークだった。
慌てふためいた入り口前の客はスタッフに詰め寄る。
客「ねぇ!避難経路はどっち!!!」
客「ドアを開放しないとダメだろう!!!」
MASA「えええ![]()
バイトですよボク![]()
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」
マジでテンパった。
正月早々大変なことだ。
スマホを持ち込めなかったので誰よりも情報を持っていない俺にそんなもん聞かれてもガチで困るしかなかった。
行列の後ろから怒号が飛ぶ。
有象「オイオイ!避難だろ!」
無象「安全確保が先だろう!!!」
MASA「え
?え???
」
我を忘れたボケカス共に囲まれてるテンパる俺。
MASA「え…あ……
えええ………
」
客「ギャンギャンギャンギャン![]()
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」
MASA「うーん
。あ…あのぉ。ちょっと……」
客「ギャンギャンギャンギャン![]()
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」
MASA「…えええ![]()
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」
MASA「ちょっともう。待っててくださいよ。トイレ行ってくるので。」
客「……えええ![]()
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」
ゆっくり戻ると社員が慌てて対応していた。
社員「……えええ![]()
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」
なんか「何してんのコイツ。」みてぇな目でこっちを見てくる。
MASA「……えええ![]()
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」
社員「…えええ![]()
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」
客「…えええ![]()
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」
そんな感じ![]()
なんで俺が気まずい感じにされなきゃならんのだ。
2024年は低設定だよ。
そんなこと思いながら今日も冷たいマットで眠れずにいる。
2024。