ブリュリュリュ!

ブリュリュリュッッッ!!!



すっかり頭のおかしくなった俺はセリーヌディオンを聴きながらカチャーシーを踊って漏らしていた。



「アイヤ〜イヤサッサ〜〜〜」

「ピューイピューイ!!!」



ギャラリーの手拍子に囃し立てられ生まれたてのカオマンガイのごとく顔を赤らめる。



ブリュリュ!ブリュリュリュリュッッッ!!!




???「フッ…やれんじゃねぇかよ…」



例の男がビルの陰からそう呟いた。



気づくと俺の周りには人だからができていた。



MASA「オイオイ…六本木以来だな…こりゃあ」



大盛り上がりの大衆の中から1人の男が出てきた。


店長「あのぉ〜…そこボクの席なんですけど?」


次の瞬間その男はボコボコにされたていた。



ブリュリュリュ!

ブリュリュリュリュッッッ!!!



マサノブの後方には新たな植物が芽吹いていく。


子供「すげー!レクサスが出てるー!!!」

母親「………ゴクリ」

子供「ねえ!ママ!ママってばー!」

母親「うるせぇ!!!」ドゴォ!!!


母親はガキを殴り飛ばして俺に跨ってきた。


母親「アン!ハートアンッハートラブラブラブラブラブラブ

MASA「オイオイ…」

大衆「なんだあの売女!!!引きずりおろせ!」



そんな騒動を尻目に俺は歩き出す。



ブリュリュリュ!

ブリュリュリュッ!!!



もはや大衆の興味はコレしかない。


『次は何が出てくるんだよ。』



ブリュリュリュ!

ボトッ!!!



次に出たのは





ミッドサマーフェアの単勝だ。


待ってました!と言わんばかりの歓声が俺を包む。


「ウハァー!!!すげぇ!!!」

「コリャオークスも確勝じゃねぇか!」


MASA「ふぅ…ふぅ…」



開始から9時間。

俺は一度もその足を止めることなく…




前へ

前へと突き進んでいく。



ブリュリュリュ

ブリュリュリュ…







次回

四万十川ジェームズ無職シェアハウス編最終章

〜裁判〜





かなり準備しまくりました真顔

11月16日。

大家は大恥をかいて泣くことになるよウインクキラキラキラキラキラキラ