MASA「あ…ハイ。ハイ。印鑑はここですか?」
薄暗い派遣会社の隅で俺は書類を書く。
日雇いっていうか溜まった分をいつでも取りにいけるスタンスの派遣会社だ。
マサさんの第一次無職時代は派遣切りとか派遣村とかね…
派遣は盛り上がりを見せていた。
でも今は随分廃れた業界になったな。
どの会社も受付はギャル系娘と相場が決まっている。
ピンピンのネイルで指をさす書類をマサノブはなぞる。
早速だが明日から仕事を入れた。
深夜の倉庫。
MASA「あのぉ…僕腰弱いんですよねぇ?」
バカ女「はぁ…まぁラックって転がるんで(?)」
MASA「は?」
バカ女「え?」
そんなやりとりをして派遣会社を出た…
その時だった。
ビカッッッ
バリバリバリバリビリズドォォォォォォォオンンンンンン
目の前にとんでもねぇ雷が飛び散ったのだ
MASA「う……うわぁあぁぁぁぁぁぁあ」
ノー傘。
ノーカッパ。
ノー長靴で走り出す。
ビカッッッ
バリバリバリバリビリズドォォォォォォォオンンンンンン
ビカッッッ
バリバリバリバリビリズドォォォォォォォオンンンンンン
MASA「う……うわぁあぁぁぁぁぁぁあ









ピギィィィイ























あ………
あぅぅぅ……
」

打たれた感じがありました



なんかピュンってなったもん

そして…
雷と共に神のお導きを受けたのです

明日の阪神9レース
セントメモリーズ
この馬は日本競馬の歴史を変えると…