モデル系JD「ねえ~みんな見てよぉwwwこのオッサンwww
この状況でビンビンなんだけどおwwwwwwwwwwww」
チャラ男「ギャハハハハwwwwww!!!」
Fラン男「オラッ!オラッ!!!ズコバコズコバコ!!!」
ナツちゃん「ああん!キモチいいいいぃ!!!」
陰キャくん「オイ!オッサン見ろよ!!!」
MASA「う…ううう…やめ…やめてくれ………」
という夢を見た
いやぁ~なかなかオナ二環境じゃなかったものでね?
ガッツリ夢精してしまいました
それもコレも昨日の飲み会のせいである。
あの奇跡の夜…
乱れた夜を振り返ろう。
イベサーの飲み会ってこんな感じなのかな。
最後に風呂上りの…
髪の毛で前髪を隠してギャッツビーでいい匂いをまとわせた…
まのさぶの登場である
昨晩「つまみとか買ってくよ!」って言ってしまったもんだから
ホテルの売店で簡単な菓子とビールを買っていった。
俺が到着すると既に一同はポテチなどをかじりながら酒を飲んでいた。
MASA「(普通待ってるだろ)」
と思ったがまだ若いからな?
許してやろう
序盤はまだギクシャクした感じの各々。
話題に少し困っているような…
初々しい感じが漂うw
Fラン3人衆の1人。
ケンゴが口火を切った。
ケンゴ「てかさてかさ!自己紹介しねえ!?みんな揃ったし!」
それぞれの自己紹介はこんな感じだった。
ケンゴ「俺らは三人大学の同級生で一緒にきてまーす!今4年でーす!」
アキ「俺とケンゴは高校も一緒なんだよね~!」
コウヤ「とりあえず就活終わったんで!きましたァ!」
三人「ウェーイ!」
三人は息の合った感じで乾杯をして一気に酒を飲み干して見せた。
コウヤ「じゃ!次!次!」
陰キャくん「あ…僕は…【シナガワ】です。今大学2年です。一年浪人してますけど。」
一同「………」
アキ「えええええええええええ!!?終わりィィい!!!???www」
一同「ドッwwwwwwww」
うーむ陰キャであるwww
そしてみんなお待ちかね…
モデル系JDの時間が来た!
何をいうのか!?
このクラスの女は…
いきなりセクシーダイナマイトポーズとかするのかなあ
男たちの期待は一気に急上昇した
モデル系「あー。アタシは○○ツカサです。短大編入してブライダルとか旅行の専門通ってまーす!
旅行とかチョー好きで先月も韓国行って食べ歩きしてましたぁ」
男のリアクションは様々であった。
アキ「マジでぇ!俺も海外行きてえぇ~!」
ケンゴ「写真とかないの写真とかぁ!」
コウヤ「ええ!じゃあ休日も観光してんの!?この辺!?」
陰キャ「…(ドキっ)」
MASA「(うわビッチじゃん)」
俺はダメだわこのタイプ。
どうせあれだろ?
韓国でコスメとかアレしてティックトックとかアレして…
韓国人アイドルグループのライブでアレして…
クラブで持ち帰りからのサムギョプサルファックの人種だろ。
クッサw中古wwwキメェ~~www
なんて思っていたが
見てくれだけは確かにいい。
俺の一番対角に座っていたが…
まあ~ピッチリした白いシャツ着て…
完全に誘ってやがるんだよ
しかも
ツカサ「えへへへへぇ」
みたいなエッロイ笑い方しくさりやがって…
男どもが食いつくのは当然の事であった。
特にFラン三人組は顕著すぎる
まあ客観的に見てナツちゃんはパッと見「アレ?男?女?どっち?」って思うし、
モブ子は…うん。
あまりにもFラン三人衆が食いつくので…
コレはあれだぞ…
他の女子が機嫌悪くするぞ…
と思っていたがナツちゃんは笑顔でツカサに話しかけていて…
モブ子だけキレ気味だった
モテないとこうなるんだなあ…
そう実感していたが…
むしろ気を使われたのはマサノブの方だった
杉山です。
ツカサ「まあまあ!次行こうよ~次!あの~…そちらの方は…?」
まあ…そういう言葉遣いになるよな
年齢構成はこんな感じ
ツカサ(23)
アキ(22)
コウヤ(22)
ケンゴ(22)
シナガワ(22)
ナツ(21)
モブ(20)
まさのぶ(37)
モデル子ツカサの言葉遣いで急に恥ずかしくなった…
だが…
手を差し伸べてくれたのはFラン3人衆だった
アキ「イエーイ!吉田さん!!!」
ケンゴ「俺らこないだ飲みましたぁ!」
コウヤ「めっちゃいい人だよお!」
MASA「…(…み…みんな!!!)」
あの缶ビールは無駄ではなかった!!!
人を助ければそれは…
それは自分に返ってくる
Fラン3人衆はビールのお礼に…
俺を…
明らかに一人浮いてる俺をッ!!!
若者と同じ舞台に引き込んでくれたのだ
正直ありがたかった…
活かすぜ…活かしてみせるぜ!
キレのあるトークで活かして見せるゼェ!!!
MASA「吉田です杉山って呼んでくださいッ
wwww」
渾身のボケであった!キレキレの…
仕事中考え抜いたボケをブチかましてやった
一同「…………え…」
MASA「………
………
なんつって!へへ!w吉田です
」
ツカサ「…あ…へー…旅行関係なんですか?」
MASA「あ…うん!やろうかなって」
なんと同業者(?)のモデル系が俺に食いついてきたのだ!
ツカサ「へー!!!企画系ですか?ツアー系ですかぁ!!?」
MASA「………は?」
なんだそれ
知るわけねえだろ
なんだよソレぇぇぇぇぇ!!!!
MASA「えええっとちょっと説明難しいんだけど!
その……ホテルとか!買ってね!…ねえ!?
複合的にビジネスを考えてるんだよねえ」
ツカサ「えー!マジっすか!すごっ!!!じゃあホテル経営するってことぉ!」
MASA「(いや?シェアハウスの家賃も払えないっすけど?)」
話し広げすぎて大変なことになってしまった
つかこんなの交際関係になったら絶対バレるじゃん…
なんか自分の中で終わった音が聞こえてしまった。
MASA「まま次いこうよ!次…ねえ!」
話しを逸らした。
ナツちゃんは山の話をした。
モブ子は…最年少で…なんかバドミントンサークルとか言ってたかな。
誰も興味を示していない感じだった
それから…
相変わらずツカサを中心に会話が進む。
俺は端からその姿を見ているしかなかった。
マジで会話に入っていけない。
単位の話しとか…
卒業旅行の話しとか…
誰か…
誰かローエングリンの話ししようぜえええええええ
ロゴタイプがコディーノ破った朝日杯の話しとかしようぜええええええぇ
ツカサとFランはキャッキャと大笑い。
ナツちゃんはほどほどに会話をしていて、
少しモブ子に気を使っていた。
やっぱいい子だ
モブ子は明らかにチヤホヤされるツカサとそれを取り囲むFランにイライラ気味。
でも年下ってことで、気利かせてハイボールとか作ってたな。
Fランくんはなんかツカサに心配されている?感じで…
ツカサ「ねえ~!飲んでる!?ちょー人見知りじゃーん!w」
陰キャ「あ…へへへ…」
まんざらでもねえ感じ出してやがる
なんか最近のアニメにありがちなこういう感じでちょっとムカついた。
その後
ツカサ+Fラン組
ナツ+モブ
陰キャ+MASA
そんなグループに分かれていたが…
俺と陰キャくんが断トツでクソつまらん会話をしていた事はもはや言うまでもない。
MASA「(あかんな…このままじゃ…)」
そう思った俺は必死に話題を探し…
そして切り出した。
MASA「あ…あのッ!!!」
一同「…?」
MASA「お……俺コンビニ行ってくるよ」
逃げ出してしまった。
財布ノブ
俺は真っ暗な夜道を通ってコンビニへと到着した。
色々考えたんだぜ?
MASA「モデル子は…コレかな…?
女子はこういう系で…
あ!なんかビンの!ジーマとかいいかも!!!」
ビンの酒をチョイスしてしまったので重くて手が千切れそうだった…
やっとの思いで食堂に戻ると…
割と盛り上がっていた。
俺のいないところでね
ツカサ「キャハハハハハwww」
アキ「でー!そん時にコイツゥ~!」
ケンゴ「あー!お前その話する!?」
ナツ「あーマジで夏の体育館とかヤバいよね~」
モブ「そーなんですよお!!!外の運動まだいいなって~!」
コウヤ「いやマジで夏のバスケ相手の汗やべえ時とか!」
ナツ「わかる~wwwwww」
まさのぶ「買ってきましたァ」
ケンゴ「吉田さんあざーす!!!」
ツカサ「あ…でももう11時になっちゃう…」
モブ「あー。明日も早いですからね。」
コウヤ「俺休み~!www」
ツカサ「え~!ズルッwww!」
アキ「じゃ!これ空いてるヤツだけ飲んだらお開きにしよっか!」
まさのぶ「え…………」
普通さ…
普通人が酒買ってきたら付き合うじゃない?
普通行くって言ったら誰か…
誰かついてくるじゃないですかあああああァァァ
なんだかんだリサちゃんは来てくれると思ったよ
最悪モブ子でもいいと思ったよ
誰も…誰一人としてこねええええええんだよおおおおお
まさかの大逆転…
15分後…
本当に片づけが始まった
パリピのクセになんかテキパキしている。
飲み会慣れしてる感じ。
アキ「あ!空き缶はこっちで!」
ナツ「アレ?燃えるゴミとプラ一緒?」
モブ「グラス洗いますー。」
ケンゴ「テーブル拭いた~!」
あっという間に綺麗になる机。
その上に置いてあるのは…
俺が買ってきたジーマとかチューハイだけだった
片付けするときも
「ああ!いいですよ吉田さん!やりますから!」って言ってくれて…
絶対みんな悪い子じゃない…
悪意が無いのは分かっている…
でも…
でもさああああああああああ!!!!!!!
ビニールに入ったままのジーマを部屋に持っていくときは…
さすがに…
さすがにさあああああああああああああ
マジで…
マジで途方もない…
どこにもぶつけられない怒りがこみ上げるじゃんこんなのさあああァァァ
一同「じゃ!おやすみー!」
俺は「あ…コレは俺が飲むから…!」
と机の上にジーマを置いたまま…
どこかに消えていきそうな目をしていた。
もう終わった…
またこのパターンだ…
そう諦め…
うつむいてた俺に…
1人の人物が声をかけて…
声をかけてくれたのだ
???「あの!!!その…お酒とかありがとうございました!」
その言葉を待っていた…
見返りがほしかったわけじゃないけれど…
傷ついた俺が欲しかったのはその言葉だった
MASA「し………
シナガワくん………」
MASA「コレ…飲み切れないから…1杯だけ付き合ってもらっていい?」
シナガワ「え…あ…は………」
MASA「頼むよおおおぉぉ」
シナガワ「あ…じゃ…はあ…」
…
MASA「どうしても…どうしても昔からああいうノリがダメ…ダメなんだよなあ…おれ…」
シナガワ「わかります…」
MASA「シナガワくんはどうしてここに…?」
シナガワ「自分は…その…親から離れたくて…」
MASA「苦手なのかい?」
シナガワ「ハイ…。昔から…。」
MASA「俺と一緒だね……。」
自分の本音で会話ができたのは何年ぶりだろう…
なんかすごくスッキリした気分になった。
シナガワ君が1本飲む間に俺は4本飲み干した。
MASA「なんか……なんかいいよねええ…こういう少人数でさあ~大人の会話って感じ!
いい!!!君いいねえ!!!話が合うよぉ
よおおおおし!!!もう一本もう一ッ本!あホーレ
」
シナガワ「あ…すみません…自分これで…」
MASA「あそう」
出稼ぎ10日目
友達ができました。