決意しました
5000円。
何ができるかわかりますか
ピンサに行けます
1ヶ月分のパスタ買えます

日雇い半日分です
そして…三連単で100万にできるのです
家賃値上げ5000円通知に断固拒否したぞコラァァァァァアア!!!!!!!
家賃値上げ断固拒否大戦
決意を固めた俺はスマホを手に取った…
手が震える…
流石にこえぇ…
大事な住処である
家賃5万で電気水道自由…
確かに狭いし不便だが…
光熱費この値段でアパート住んだらマジで荒川沿いボロ屋になっちまう…
丁寧に行くべきか…
それとも……
そこに光り輝いていたのは
戦士の眼だった
事前に調べてたんですよねぇ
MASA「コレ…理不尽だよなぁ…コレまた値上げって言われたら…
ック!!!借りてるだけで…金払ってんのに…こんな…こんな扱い受けんのかよぉぉぉ」
思えば泣き寝入りばかりの人生だった。
大学時代バイトしてたネカフェを辞めると言い言ったらその日に辞めさせられたこと。
大学のゼミ成績順なのに俺より遥か下のバカ女が合格で俺が落とされたこと。
ウインズのババアに60万馬券他人に渡されたこと。
俺は常に涙を飲んできた…
だが……今度ばかりは…
調べ上げたのだ
MASA「ほっほ〜ん」
家賃の値上げなど、契約内容の変更は大家と入居者のお互いの合意が必要です。
MASA「要は断りゃいいんじゃねぇかコレwww」
危ねぇ〜www
危なかったwwww
断りゃいいものを年間6万円アホみたいに払わされるところだった
俺はすかさず電話をかけたのだ
ガチバトル!勃発!!!
MASA「あ!あのぉ!!!なんか家賃値上げの紙と電話?こないだ…その…なんか…
………あ……あの…」
管理会社「ああ?なんですか?」
MASA「………」
ブチっ
思わず電話を切ってしまった
MASA「こ…こぇぇぇぇぇええぇ」
なんか電話したら途端に住居を失うリスクとかが込み上げてきてさぁ!!!
思わず電話ブチ切りしちまったよ
MASA「…ハァ…ハァ…いや………でもコレは…コレは引けねぇえぇええんだよ
」
そう。
男には引けない時がある。
戦士マサノブ。
再度電話を鳴らしたのだ
プルヌヌヌヌ…
プルヌヌヌヌ…
ガチャッ
管理会社「あ?はい。◯◯です!」
MASA「あんのぉぉぉお!!!??今電話切れちゃったんですけどぉ俺◯◯の吉田ですぅぇ
」
管理会社「あ…はい。」
MASA「あんのぉ!…そ……その…
あの…家賃値上げ…のへへ…その…
紙来てたけど…
なんか…ちょっ…ねぇ?
へ…へへへ?」
管理会社「ハイ?」
MASA「その…なんていうかなぁ〜…あのぉ…」
MASA「あの………
ちょっと…
……
ちょっと払いたくねぇっすわぁあぁあぁぁ」
ついに言ったのだ
ネゴシエーターマサノブ
神の一手を繰り出したのだ
伝説の荒川七夕決戦
管理会社「いや…いやいや…もうコチラ決定してるので…」
MASA「ああ…フフッ。わかってるんですよ?私はね…?合意しないと…
…的な…へへ…
ホラァ…ねぇ?困っちゃうから…ねぇ?」
管理会社「ハィあのねぇ?アナタだけですよ?書類送ってこないの
」
MASA「えあ…
へへ…そう…へへへ…」
管理会社「理由も説明しましたよねぇ!?ニュースとか見てます電気代とかどんだけ上がってると思ってんですか
」
MASA「ぇぇぇでも…ホラ…
原理的に言うと…
いやむしろ物価上がってるからこそ生活キツいんだしむしろ下がるべきじゃねぇですか」
管理会社「…ック!!!」
MASA「フホッ」
一言で完全に形成逆転である
管理会社「…はぁ…あの…みーんな若い子も納得してくれてるんですよぉ?
コレね?そんなワガママ言われるとね?
もう更新できないですよねぇ???」
MASA「………???
ヘァァアァァァァァア」
再度逆転の一手を喰らってしまった
流石に…流石に怯んだ一打
だが…それより普通に態度クソすぎてイラだちが勝りました
MASA「は…ハァァァァァァなんかおかしくないっすか
合意しないとダメって知ってんすよ俺ェエ
それを嫌なら…出ていけ…
それおかしくないっすかァァァァァ」
管理会社「いやねぇ!みんなその上で納得してくれてんの!!!
ウチはそもそも格安なのをみんなの関係とかの中で!
みんなの為に安くしてんの!!!」
MASA「…ック!!!で…でもねぇ!ダメなんです!無理なんです!!!
だって………
契約だもの」
管理会社「………」
KOのゴングが鳴った
管理会社「チィッッッ
まぁ今担当者いないんでねぇ!!!後日連絡しますよぉ!!!
ただねぇ!
アナタ契約書とか読んで対応しないと!!!
最悪裁判とかになりますからねぇ」
MASA「フフッ…おっと…オドシ…ですかねぇ?」
管理会社「ガチャッ」
コレ勝ったよな
マジで今日イチ…いやここ一年で最大の勝負だった…。
四万十川ジェームズ
第七章 〜不動産ガチバトル編〜
開幕