遅刻・寝坊・ストレス…
いつもの流れだ。
約15分の路面電車。
流石に鬱の俺は吐き気を我慢しながら椅子に座っていた。
何もできない…
うまいものを食べる事も…
旅行に行く事も…
酒や風俗に行く事も…
鬼滅の映画を見る金も…
それに彼女も今いないし………
吉田マサノブ36歳
所持金8円
近所の小学生より金無いだろ
自分の両親がこのくらいの年齢の時…俺は小3くらいになっていた。
・あの頃授業参観に来ていた両親
・現在所持金8円で路上で号泣する俺
おかしい…
おかしいよこんなの
それでいて眠気と気だるさだけが残り、
モチベーションは何もなかった。
そんな僕の前に一人の女性が乗り込んできた。
大事そうに腹を抱えた女。
このマークをつけた女。
そんな彼女を見て思う事は
MASA「オホッ気持ちよかったですか
」
それだけだった。
自分が壊れていくのがわかる。