1月14日深夜
最近よふかしのうたというアニメを観てね![]()
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どうにも眠れない最近の俺にはズッシリ刺さるものがあった。
だからと言うワケではないが俺は外に出た。
俺も夜眠れない一人だから…。
金曜の夜にスーパーシコシコ&焼酎緑茶割(無限列車編)パーティを開催しているので昼まで寝ている。
その延長で布団の中で暗くなるまで過ごしている。
なので活動開始が真夜中になる。
というのもあるが主たる不眠の原因はストレスだろう。
ところで夜というのはいいものである。
子供にはわからないだろう。
都心部にいない人にもわからないかもしれない。
夜は…出会いがある。
MASA「あー。俺にも美人吸血鬼とか…。まぁ家出少女とかでもいいなぁ〜。」
そんな事を考えながら靴をトントンして外へと向かう。
Tシャツにドンキで買ったダウン。
いつもの真っ黒な風貌だ。
さて今宵はどんな出会いがあるのか………
人外の少女か…
家出娘か…
中学の同級生か…
追われる社長令嬢か…
仕事に疲れた人気アイドルか…
ほんの少しの期待を胸に外に出た。
荒川の住宅地は薄暗く…
通りにも人間はいない。
そんなもんあるワケが無かった![]()
衝撃の神グルメ
一応言っておくと目的のある外出だ。
徘徊でも…もちろん健康のためのウォーキングでもない。
食事なのだ![]()
今日一日で口にしたのは焼きそばパンと焼酎だけ。
怠惰と空腹の狭間。
揺れる思いを身体中に感じていた俺。
ついに空腹が勝ったのは深夜だった。
地元にはコンビニくらいしかないが…。
どうにもコンビニ弁当って量少なくて食った気がしないのだ![]()
牛丼屋のパンパンに詰まった米食いてぇ〜![]()
その思いに火がついたらもう止まらない。
徒歩15分か20分くらい。
俺は繁華街の松屋を目指した。
夜の風は気持ちよく。
耳元ではいつものアニソン。
空腹は限界に達していたがのんびりと歩く。
そしてついに到着した松屋でずっと楽しみにしていたカルボナーラチキンにご対面ッ![]()
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空腹もあってか…いやそれだけではない。
ゴリゴリの神メニューだった![]()
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そうして腹を満たした俺は大満足で街へ出た。
MASA「プフィ〜![]()
」
運命の出会い…
町屋という街は微妙なもので。
三路線走っているが繁華街とは言えず…。
小さな居酒屋やチェーン店もそこそこあるが…
な〜んとも廃れている。
路地裏でタバコに火をつけフラフラと歩く![]()
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MASA「しっかしうまかったなぁ〜アレ![]()
」
その時だった。
俺は運命的な出会いを果たしたのだ…
MASA「…………えええ![]()
」
人が……
倒れていたのだ![]()
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何度も観たことのある…
何度も読んだことのある…
人が倒れているシチュエーションなのだ![]()
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ピンクっぽい派手な髪。
ベージュのコート。
少女が………少女が倒れているぅ![]()
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大事件
一瞬マジでしんでんのかと思ってクソ焦りました![]()
結果としては酔っ払っているだけだった![]()
歩道だが自転車通ったらひかれるし…
何より冬だぞ冬![]()
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流石に凍死のリスクとかあるよなぁ![]()
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こ…ここは俺が…俺が介抱しなきゃ![]()
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MASAさんが温めてあげなきゃああああぁぁぁ![]()
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MASA「ちょ!
キミ!ねぇ!!!キミ!!!」
???「………ぅ……ぅぅ…」
MASA「あ?
」
男だった♂![]()
少女と思って近づいたら
チャラい系兄ちゃんだった![]()
MASA「よし帰ろう
」
そう思ったのだが…
俺もよく酒を飲み、
フラフラと街を歩く人間である。
何より…
MASA「ゴクリ…」
MASA「カバンか………」
そんな事を思っているとアベックが通りかかった。
男「え?大丈夫ですか!!?」
女「あの…お知り合いですか!?」
MASA「いやいや
なんか倒れてて!!!」
しばらく声をかけるがマジで動かない。
男「……困りましたねえ。」
女「私たちそろそろ電車が…」
MASA「あ…ああ!任せてください![]()
(カバンッ!カバンッ!![]()
)」
そして…
とにかく動かさないと
体の下にあるカバンの中身を…起こしてあげられない。
MASA「おお〜い!おおい!キミ?」
クソガキ「![]()
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」
MASA「![]()
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オイ!!!
テメェェェェ![]()
聞いてんのかコラァ!!!?![]()
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」
足でガンガンやってみる。
クソガキ「ゔぅんんん![]()
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」
MASA「テメッ![]()
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オイコラァ![]()
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起きろクソガキテメェェェェ
ガキ!コラァ!!!」
なんか楽しくなってくる![]()
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MASA「オラァ!!!ガキコラァ!!!このMASAさんがっ!!?話しかけてんだよなぁ!!!シカトこいてんなよお???雑魚がぁぁぁ!!!
オラッ
オラッッッ![]()
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wwww」
ガンッ!ガンッ!!!
クソガキ「……っせ…ほっとけ…![]()
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」
MASA「![]()
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」
帰ろう。
決意して歩き出す。
しかし………
ふと思った![]()
MASA「コレ…俺…ヤバいか???![]()
」
いや暖かいけど今日…
でも冬の外だぞ…
コレ凍死コースあるのでは……![]()
その場合中途半端に手出してから放置すると保護責任者なんとかでとっ捕まるとか見たことあるぞおおぉぉ![]()
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慌てて戻る!!!![]()
クソガキ「すやぁ![]()
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」
MASA「……はぁ…。
オオオオオオオオィイィイイイイ![]()
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クッソガキテメェボケナスカスカスカスカスコラァァァァ![]()
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」
その後…
通りがかったオッサンがサツに電話してなんとかした![]()
俺はあの職業の人間に関わったらオワリと思っているのでそそくさと去った。
そういう事でな。
夜の街にはいろいろな刺激があるのだ。
出会いが…
事件があるのだ。
夢にまで見たそのシチュエーションは
酔っ払いクソガキを助けてなんの見返りも無いものだった![]()
人助けしちまったよ…。
飯を食いに行っただけなのに無駄な1時間を過ごし…
家に着いたらもう2時になっていた。
だが徳は積んだぞ![]()
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善行は必ず返ってくる。
コレは本日の競馬に活きる。
必ず…な。
