事務長「それで吉田君。今後について明日の15時から副会長と一緒にもう一度お話させてもらうから…」
吉田「………ハイ…
」
話は木曜日に遡る…。
いきなり団体事務所Aに呼び出された俺![]()
重々しいトーンの電話だった。
そしてビクビクしながら団体事務所Aに到着すると…
なんかみんな気まずそうに俺を見る…
そして応接室に通され…
MASA「…あ…あの!
今日は!?」
副会長「まあ…座んなよ。」
事務長「………」
異様な雰囲気…何が…
何がバレたのだ!?![]()
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心当たりがありすぎた。
正直もう頭は真っ白。
とにかく頭が働かなかった![]()
副会長「…ふう~。あの…」
MASA「………」
副会長「俺もこんな話したくねえんだけどさ…」
MASA「(じゃあすんなよ
)」
副会長「正直最近君の勤務態度についてクレームっていうか。
会員さんからも事務局の中からも悪い評判がかなり入ってきてんだよね?」
MASA「(ヴァアアぁぁアアアアアアァ!!!?![]()
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)」
副会長「まず遅刻……えっと今月チェックしただけでもほぼ毎日なんだよね?」
副会長「それと仕事中に関係ないサイト見たり…」
副会長「あとね。これは言いたくないんだけど…〇日に忌引き休暇って言った時、君が酒飲んでたのを見たってのが入ってきててね?」
MASA「………(\(^o^)/オワタ)」
事務長「ちょっと私から見てても最近目に余るというかさ…」
MASA「ㇶ…へ…へへえへへへへへへへえへえええ![]()
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」
その後も事細かに
〇日に~をした。
〇日までにやる~を〇〇にした。
〇日の打ち合わせの事実が無かった。
完全に調査され尽くしていた![]()
まさかここまでやるとは…。
潮時か………
もう十分楽な思いはした………
コレは……もう…無理だよ………
だが…その時だった。
支払いの事。
ボーナスの事。
そして…馬券師としての未来の事が…。
ふと頭をよぎったのだ。
事務長「あのお!とりあえず事実関係は認めるでいいかな!?」
MASA「………」
このまま…
このままじゃ…
引けない……
ヴァサッ…
俺の心に一枚の羽が落ちた。
THE PHOENIX
長い沈黙…
俺は考えに考えた。
そうだ…まだ手はある!!!
瞬時に頭が回転する。
必死・火事場の馬鹿力
俺はこの口先で大手外資の面接すらクリアした男!!
俺の心と脳みそが一気に回転を始めたのだ!!!![]()
MASA「………あの……実は………」
副会長「……ああ」
事務長は強めだが、副会長はちょっと心配そう。
根が甘い奴なのだ。
MASA「俺……鬱なんすよ
」
両名「!!!!??」
驚く両名。
事務長は「うわー…」と言いたげに天を仰いだ。
MASA「俺話したことなかったかな?実は俺の両親って超毒親で…
ずっと婆ちゃんに育てられてたんですよね…。
その婆ちゃんが……ック!いなくなって!!!!
それで…それから…」
いやそもそも婆の件がまるっとエアだとバレてたら一発アウトだが![]()
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どう来る!?![]()
どうくる!!!!?![]()
副会長「…それは…正直俺はそうじゃないかと思ってた…」
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MASA「正直…何もする気が起きないんです…
でも…生活の事もあるし、会員さんのことを考えたら休職なんてできない!!!
ムリして…なんとかするしかないでしょう!!!?
正直ね…こういう病気って…周りから見たら怠けているように…見えてしま…っっくううう!!!」
たたみかける吉田職員。
ほーらどうだね?
今君たちはムリして団体のために尽くす若者に強いストレスを与えているんだぞ![]()
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そして俺をリークしたであろうあのクソガキ後輩Aとたるんだ事務クソBBAはなあ!
こんな生温い赤の精神を持たず青年を地獄に落とそうとした理解の無い不適合者なのだ!![]()
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最終的に
事務長「そうか…理解してなく申し訳なかった。」
副会長「まあ正直遅刻についてはさ…こっちも残業代出してるワケじゃないしあんまりカッチリ言えないんだけどね…」
とまで言わせた![]()
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が
事務長「…とは言ってもね。その体調が悪いなら直してもらわないと困るし、
我々もこう少ない人数でやってるからね…。
周りの評判。会員さんからの評判。
それが悪化するようだと…正直辞めてもらわなきゃいけないっていう事になっちゃうんだよね?」
MASA「![]()
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」
副会長「うん…。まあ俺達としては事情は分かったし、なんとか収めたいって思うのが本音なんだ。
ただ…真面目に勤務してる事務局の目もあるし、
なにより会長が騒いでてさ…」
事務長「ちょ…副会長それは…」
MASA「…
」
あのクソジジイいざとなったら青森で湯呑投げられたの訴えてやる。
そんな感じでドキドキ面談を終え…
競馬で一発当てて辞めたらあボケコラァと思ったが、
その土日競馬でトンデモないマイナスを叩き…
そしてもうすぐボナが入ることに気づく…
今切られるわけにいかねえんだよ!!!![]()
そして事務所Aを出る時…
俺は事務婆と後輩Aらを物凄い目で睨みつけた![]()
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誰も目を合わせようとしなかった。
俺は無言で事務所を後にする。
正直………もうこの職場は限界だろう。
関係が崩壊しすぎたし何よりムカつく![]()
だがボナ…退職金…様々なものがかかっている。
今クビになるわけにはいかない。
そして明日が面談の日だ…
もう腹をくくるしかない。
ここまできたやるしかない。
準備すること、
練習しておくべきこと
1つしかないだろう?
フエラチオである![]()