障害や未勝利はパスだ真顔キラキラキラキラ



現状は勝つでもなく負けるでもない結果をウロウロして…



今俺は小さな公園でワンカップを飲んでいるウインク日本酒






見てくれよ…



このひたすらに青い空デレデレキラキラキラキラキラキラキラキラ





肌寒いが日差しは暖かく。

ワンカップで火照った身体が幸福感に包まれる酔っ払いキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラスタースタースタースター





ああ………








なんかもう競馬ダルいな真顔うん。






こんなにも静かな公園で、

こんなにも青い空の下で、

俺はまどろんでいるデレデレ晴れ晴れ晴れ




なのになぜ無機質で汚いウインズで…

汚いオッサンと馬に叫ばなくてはならないのか…真顔




そんな事を考えていると、

端っこで遊んでいる兄弟のボールがコロコロと転がってきた…。



2人とも激しくサッカーをしているみたいで、



俺にボールを求めて「ヘイ!ヘイ!」と手を挙げている。

不躾なガキだ。





まぁいい。俺は転がってきたビニール製のサッカーボールを手めて兄弟を眺めた。





そうだ…

俺も子供の頃。

こうして兄貴と公園に来ていた。




俺が小1・兄貴が小3。

ちょうどこの子供達くらいだろう。







MASA「ちょっとぉ!やめてよにいちゃん!」

兄貴「大丈夫だから早くしろよ!」


俺は当時から太っていたが兄貴は今も昔も痩せている。

俺は滑り台が怖くてね?


滑り台から手を離す事ができなかった。



滑らせようとする兄貴。

恐怖で手を離せない俺。



滑り台は当時石っぽい分厚いもので、

降りた先は砂場になっている機種だった。



俺は手すりのあるアルミっぽい奴はいけるが、その左右が低い石製の滑り台がどうしようもなく怖かった。



MASA「押さないで!にいちゃん!やめてヨォ!」

兄貴「早くいけよ!!!」


ドン



俺は兄貴に背中を蹴られ…

ものすごい勢いで滑り台を下っていった。



MASA「うあああああああぁぁぁぁぁあ……ヒッ!」



ドバアアアアアアァンンン!!!



俺は砂場にうつ伏せでダイブして全身を打ち付け…

そして全身を砂だらけにした。


MASA「ビィェェエエエェェェェェえーんえーんえーん



大泣きする俺。



兄貴「!?あ!マサ大丈夫か???…う…うん!大丈夫だな!」



心配している素振りをしていた兄貴だったが、

直後に友達のカツヤ君が来ると痛がる俺を放置してサッカーを始めた。



MASA「………」


MASA「…………」



その時。



俺は滑り台の下に置いてあった兄貴の水筒を手に取り…

中身を捨てて砂をパンパンに詰めていたニヤニヤ




楽しかったなあ…デレデレ

あの兄貴バレないように砂を入れ…

そしてギュウギュウまで砂が入った水筒に蓋を閉める瞬間。


サッカーに熱中する兄貴の目を盗んでバレないよう…バレないように!ニヒヒ



あのドキドキは忘れられるものではない。



俺は作品を完成させると何も言わず家に帰った。



母「アレ?◯◯(兄貴)は?」

MASA「しらなーい」



当然その日の夕方兄貴に蹴られ母親に叱責されたわけだが…


兄弟を見てその日の記憶が蘇ったのだ。







兄弟「ヘイ!ヘイ!」



俺は犬のように必死になっている兄弟の弟の方にボールを手渡しにいってやろうとする。


優しい笑みだった。


弟よ。負けるなよ?





すると……


弟「蹴って!!!蹴れよぉ!!!」


MASA「あ?真顔ムカムカムカムカムカムカ




俺は手に持っていたビニール製のボールを兄弟の遥か後方。

草むらまで蹴り飛ばしてやったウインク



悪いなクソガキ。



俺はもうサッカーはやらないと決めているんだ真顔





う〜ん!なんかスッキリしたし!

ウインズ戻ります!ウインクキラキラキラキラキラキラ