ニヤニヤしながら軽い気持ちで作り始めた動画で２日の徹夜…
そして今日・明日・明後日…３日連続夜七時からの団体行事………
さらに土曜日は鬼の１日フル学習会運営…
フラフラして家に帰るとそこは
汚いシェアハウス…
溜まった洗濯物…
物音すら立てられない深夜の廊下を通って洗濯物。
そして簡素なシャワーを浴びる
こういう時人は贅沢に食事を…自分へのご褒美を与えるのだろう…
だが…
ノーマネーマサノブは泣きながら塩かけたパスタを食った
床に着いたのは4時だった
昨日は寒かったけど、
今俺の部屋にはペラペラの肌がけしかない。
寒くて眠れなかった
伸びた髪が邪魔だし…
まだ月の半分なのに通信制限がかかるし…
着ている服もボロボロで…
腹痛がおさまらず…
健康診断でも大殺界と診断された
こんな苦労は誰でもするだろう。
受験生もするし…
それこそ外資にいたら毎日この時間だ…。
でもね…
俺の何がすごいって、
動画も…
アメブロも…
そして毎日の残業も…
土曜勤務も…
全て一円にもならない事だろう
金がモチベーションにならない努力を続ける。
それが真のエンターテイメント…
リアルドキュメント四万十川ジェームズという男の生きた証だ。
その間を縫って真っ黒な目の下でマーメイドステークスに齧り付く俺…。
それでも週末までは倒れるわけにいかない…
もう俺は死んだ身だよ…
動く屍なんだよ！！！
そう言い聞かせ…
言い聞かせる俺に…
一つの奇跡が舞い降りた…。
昨日の事だった。
俺は職場に戻る為満員電車に揺られていた。
椅子取り王子と呼ばれたこの俺が、
満員電車の隙を逃さず端っこの特等席を確保する。
MASA「っシャァァァァ！！！ザマァみろ！！！www」
悔しそうなオッサン・学生を見下ろすように、
俺は端席の横の板に頭をつけて快適そうに眠る。
その時だった。
若者の街から…黒い服を着た…
若い女が乗り込んでくる。
今風の首輪みたいなのを巻いて、
目の下が赤っぽいメイク。
ギュウギュウの満員電車で小さくなるように俺の前に立った。。。
そして………
ガタンゴトン…
ガタンゴトン…
電車が揺れる…
と………
サワっ
なんと俺のヒザに！！！
カノジョのヒザが超ソフトタッチしたのだ！！！
MASA「！！！？？？ちょ！？おまっ！！！？？？」
さわ…
MASA「…んッ！」
さわさわ…
MASA「…アッ！！！ンあ！！！」
絶対わざとである………
触れるか…触れないか…
ギリギリのラインで互いのビンカンな部分を刺激し合う…
時に優しく…
時に円を描くように………
俺は顔が真っ赤で向こうを見ることができない！
慌てて寝たふりをするが…
カノジョの攻撃はその勢いを増すばかり………
サワ…サワサワ…
ピトッ
カノジョは身動きできない俺の両足に…
自らのヒザを合わせてきた……
二人「ハァ…ハァ………」
久しぶりに電車の中で絶頂を迎え…
俺のMASA白湯がドウデュースしてしまった…。。。
マジで世の中には痴女が存在し…
世のイケメンはこうして被害に遭っているんだよ…。
決戦まで４日。
俺はベーリング海…
遠洋漁業を本気で決心している。
向こうに行ったらこうした日常の些細な刺激も無いだろう。
ジュゴンを見て
「うわああああああ！！！人魚だあああああ！！！」
と欲情したのが昔の海のマジキチ…。
異常性欲で想像力Ωの俺様が海での禁欲生活をしたらどうなるのだろう…。
きっとカニニーも…タコニーも…シャケニーもすることだろう
審判の時まで…あと４日。
全力で生きるのみ。