仕事終わり。
夜の帝王YOSHIDAは大宮南銀座を練り歩く。
ドンの風格。黒いジャケット。
小ぶりなbusinessバックを抱えたまま右手にはスマートフォン。
自粛そっちのけの夜の街だが俺は真っ直ぐ家路を急ぐ。
感染対策を徹底しているからだ。
感染すれば禿げて脳みそが劣化する可能性がある。
毎日の手洗い。
うがい。
買ってきた商品はアルコールを吹きかけてからしまい。
外から着てた服は即座にファブリーズ。
高い衛生意識だ。
そんな俺にとって理解の及ばない人種。
それが飲み歩いているバカ。
「経済のためっしょ!」
バカは言う。
しかし元超エリート大手外資金融勤務の俺がマジレスしよう。
「飲み屋でどこの国の経済が回るんだ?」と。
そもそも経済苦境の要因はコロナ。
感染者を増やしてでも経済を~なんて不可能だ。
無知で低学歴で底辺な路上飲みバカは見ているだけでイライラしてくる。
しかも今月支払いができておらず…。
イライラと焦りで気が狂いそうになっている。
男女でキャーキャーしやがって
酒の飲み方も知らないガキはジュースでも飲んでいればいい。
俺には毎日のように酒を交わした上司がいた。
定年直後からボケまくり、
先日は病院からいなくなったと職場に電話がかかってきた。
豪快で豪胆でどうしようもないレトロな男だった。
団塊。
年齢は70くらいになっているだろうか。
ムカつく奴だったが酒の飲み方だけは教わった。
ホッピーと餃子。
チャミスルとチヂミ。
熱燗ともつ鍋。
ウーロン杯と中華チャーシュー。
会員周りをした後に団塊と飲む酒。
俺は嫌いじゃなかった。
会話が続かない。話題もない。
時に団塊は本を読みだし、
時に仕事の説教をされ…
それでも二人で着席後につけるタバコはうまかった。
酒はつまみと一緒にな。
その店の組み合わせで静かに飲むもんだ。
近況や仕事。将来の展望や酒抜きでは語れぬ話。
男の飲み方はそういうものだ。
だからこそ。それを汚す路上飲みバカは見過ごせなかった。
「まーたやってやがる。」
通りの端。
地べたに座る男女8人グループ。
金髪・黒の横カリアゲ金ネックレス・ダボダボアロハシャツ・パッとしない男
ブスギャル・ブスギャル・ブスギャル・ブス
「キャー!!!www」
「ちょっとヤバい~!!!!wwww」
「うわははははhwwwwwwwwwwwwwww」
ムカムカムカムカ
そして俺がその横を通った時だった。
「ううぇえええええええええええええええええいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
金ネックレスが調子乗って俺の前で変なポーズしてきやがったのだ。
ノーマスクで。
はああ??????
一瞬。
ほんの一瞬だけ耐えた。
だが…次の瞬間。
俺は…キレていた。
「なんだテメエコラ!!!!!!!!!!!!!!??マスク着けろや!!!!!きたねえだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マジで通りに響きまくりました。
金ネックレス「うーわ!めっちゃ怒られたーーー!www」
ブス「wwwwwwwww」
ブス「ちょっとーーーーw一般人に迷惑かけんなしーーーwww」
一同「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ガチン・・・
ブチン・・・・・
俺の中で何かが崩壊した。
「テメエら汚ええええんだよ!!!路上はな!!!!酒飲む場所じゃないの!!!コジキ!?コジキですか!!?????将来地べた以外でお酒が飲めるといいねwww底辺かわいそう!!!!!!」
そう吐き捨てて一蹴しながら通ってやりました^^wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
正論突き付けられたアイツらがその後どんな顔でいたかwwwwwww
マジ想像するだけで腹が痛いwwww