金を手にしてからと言うもの、ほぼ毎日ギャンブルと飲み屋、さらにヌキ店に通い詰めいている。
しかも異常なまでに負けるのである。
先日の三連休は競馬で20万ほど負けた。
3連単1点一万とか当ててたのにだ。
人間の感覚とは恐ろしいものだ。
キャバからガールズバーにランクダウンしたのはその恐怖心もあってのことである。
だが…
ずるずる金が無くなっていく…
絶対これヤバいやつ。
自分の浪費癖をなんとか抑えなければならない…
そこで院卒は考えたのである。
『俺が金を使いすぎる要因』
整理するとこうだ
①競馬
②パチスロ
③キャバ
④買い物
⑤ヌキ
羅列するとなかなかのものではないか。
ああ。そうだ
これ全部ぼっちの趣味だ。
そんなことに気づいてしまった。
友達がほしい。
クールな一匹狼である僕ではあるがそんなことを思ってしまった。
俺の趣味は寂しさを埋めるためのものでしかない。
気づいてしまった。
俺は孤独だ。
悩みを打明ける友も、
慰め合う友も、
腹を割って言い合える友も、
寂しさを埋めあう恋人も、
いないのだ。
週末に汚い飲み屋でバカ話する仲間がいれば、俺はもう一歩世間に近づける。
そんな時ふと思い出した。
人と交流できる。
合うことができる。
ジモティーという友達募集掲示板があることを!!!
=====================
さっそく登録すると、なんか身分証明書の提示を求められるwww
クッソ面倒くさいが保険証をアップすると1日おいて登録が完了された。
そして内容を見る。
「○月○日ヒマな人いませんかー!」
「みんなで○○会!」
「友達ほしいです!」
「今からカラオケいける人!」
実にいかがわしいwww
出会い系やんかこれwww
単純に友達がほしいという気はしているのだが、どうしても女の匂いを嗅ぎ付けずにはいられないw
でもパリピみたいなやつの集まりとかあんまり大人数はイヤだなあ…。
ホラ。自分で言うのもなんだけど、俺ケンカとかめっちゃ強いしギャル男と口論になったら手が付けられないかもしれない。
それにノリが軽い奴らとは仲良くできなさそうだし…
でもオタサー募集とかの奴らはキモいのしかいなさそうだし…
オタク活動は一人でブヒるからいいのである。
なーんかおとなしい奴らばっかのいけてない集まりに、金持ち院卒イケメンが登場してワアー!とさせる感じを希望しているのだが…
そーんな考えでスクロールしていると一つのグループにたどり着いた
「新規グループ!募集20代~30代!」
しかも幹事が女なのである!!!
絶対女が多いwww
確信を持ってそこにメッセージ送信。
すると幹事の女から
「ありがとぉございます!ラインID教えてくださぃ!」
の返信…
なんかうまくいきすぎて怖いのだが…俺なんか騙されてない?
懐疑心を抱きながらも今回のテーマは社交性アップだ。
気軽にいこう気軽に。
M「どうもはじめまして!さっきメッセージしたMASAだよ~!」
女「ありがとぉ!今グループ招待するね~!」
語尾の母音が毎回小文字になる。
バカ女である。いい匂いがしそうだ。
ライングループに招待された。
メンバーは32名。
見た感じ女も3割くらいはいそうだが…
んで。
第一回飲み会が土曜日にありましたw
飲み放題のやっすいチェーン店に向かう俺。
髪の毛はセットに時間をかけまくり、自慢のロングスカスカヘアはパッと見で薄毛とわからないほどにギャッビーをしている。
こういう時は少し遅れていくのがイケメンの作法だ。
開始から10分。
店内に入り案内される…。
うわ…
ああああ…
き…
緊張する!!!!!!!!!!!
手汗が止まらないのだ。
20名近い参加者の前に今から行くのだ
最初の声はなんていえばいいんだ
「初めまして!」?
「こんにちわ~」?
「ピッッツァメンんんん!!!!!!!」?
どうすればいいんだ!
思わずトイレに逃げてしまった。
帰りたい…
手が震えてくる。
ああああ。
パチうちに行きたい…。
それでいつものように一発抜けば満足していたじゃないか…。
なぜ俺はいまこんな…こんな事をしているんだ!!!
3分間。
トイレの中で考え込んだ。
ああ。でもいかないと。
グループはいっちゃってるし…。
それにきっとオタも…オタもいるから…
意を決して俺は奥の個室へと飛び込んだ。
~~~~~~
「こんにちわ…あ、ジモティーの…」
『あ!どうも初めまして!紙に名前書いて座ってください~!』
幹事の女はオバQだった。
「あ…はい」
とりあえず美人が来なかったのとパリピっぽい感じじゃなかったのでほっとした…。
17人と俺
女は…1、2、3、4…
アレ?
4人?少なくないか?
オバQ。貞子。デヴィ夫人。美人…
そんなラインナップである。
男の方はなんか割とふつうの奴が多かった。
端に座り乾杯から。
割とスムーズだ。
変に緊張もしないぞ。
「かんぱーい!」
みんなの掛け声にひときわ「ううぇーーーーい!!!」
と付け加えてテンションをムリヤリ上げてるやつがいる。
うん。明らかにオタクだね。うん。
俺もそうなんだけど根暗オタって盛り上がりとか明るい奴のイメージがコテコテになって無理してるのが一瞬でわかるんだよね。
乾杯ウーロン茶だしこいつ。
「ねえ。君は趣味とかある?」
聞いてみる。
「あ?俺?俺最近は音楽とか!あと漫画とかだな!」
うん。この馴れ馴れしい感じを無理矢理出そうとしている感じ。
確実にオタである。
「漫画は何読んでるんだ?」
そこからはひたすらオタトークであった。
少し周りと話す機会もあったが、いかんせん人数が多すぎる。
女で言うと貞子と少し話したかな。
野球ファンだったらしいが、日ハム好きだとかいいだしたし顔がタイプじゃなかった。
割とふつうに…普通にやれた。
「次回またやろーねー!」
なんて幹事の掛け声にみんなで乾杯した。
俺も乾杯した。
あれ?
楽しい??????
一人で締めのラーメン屋に行きタバコを吸いながら思う。
そして帰宅後。
俺はジモティーで自分からイベントを立てた。
俺のような奴が集うグループだ。
今週土曜日。
俺主催の飲み会が開催される。
5人もいるのだ。ラインからではわからないが女もいるかもしれない。
社交性のぶが社交性を取り戻すまであと数日。