ピッツァメン!(゜д゜;)




工場の稼動自体は毎日あり、一週間分のシフトをその前の週の水曜日までに予約


金曜日までに会社が調節してシフト決定



そんな流れの仕事なのですが…






決まった仕事をぶっちしてしまいました(///∇//)





だってなんだか腹痛いんです。





きっと疲れてる…



昨日も仕事終わって疲れてるのに「俺妹2」をまとめて見て黒猫ハアハアしててほとんど寝れていない。




さすがにこれで五連勤はきついよね><




正社員と比較して派遣の労働はキツいからね…





それでさっき休みの電話したら…

「当日キャンセル気をつけてください!」



とか言われるし、ストレスもたまってるっぽい…




ていうかこれどこの派遣会社も言いますよね(-_-メパンチ!







金曜日が給料受け取り日なんですけど、休んで行って平気かな…(((( ;°Д°))))汗





でも四日も働いたから27000ジェーム貰えるんですよねべーっだ!ビックリマーク






行くしかないでしょうね。

今週サマーダッシュ自信ありますしね^^




それに髪の毛も切らないと前髪で目隠れるし、工場でロングヘアーを指摘されましたからね。。。






あ。工場の仕事はかなりツラいです(T_T)



でもね^^



でもですよ?




悪い事ばかりじゃないんですよこれが^^アップ





7月22日(月)

AM08:00


「ふぃ~、間に合ったでゴワス」


一人の男が駅に降り立った。



この暑い時期にもロングヘアーがクールな男だ。


彼の名は吉田MASANOBU。

今日から新たな職場でスタートを切るフレッシュマンだ。



京浜東北線でもなかなか主要ターミナル的なその駅は多くの人間でごった返していた。




サラリーマンが歩いていく。


部活に行く学生が歩いていく。


老人もかなり多い。


 

そんな中、


一際異彩を放つ集団がそこにあった。



吉田はまっすぐにそこに向かった。


間違いなくそこが彼の目的地だった。




やはり長年培ってきた洞察力が言う。


「間違いない。」


おにぎりを食うオタ系ぼっち

コーヒーを飲むBBAコンビ

タバコをすうゆとり系男女グループ

出席のボードを持つスーツメン


「派遣コジキだ。」



そして吉田もボード持ち野郎の前へ。



「あ、今日からの吉田です」

「あー吉田さんね。…ていうか髪長いね。ピン持ってる?」

「…い、いえ…」

「あーじゃあそこのコンビニで買ってきて。」

「………」



帰りてえ…




そんな思いの中出発のバスを待つ吉田。


続々と派遣が集まってくる。




たしかにガールはいる。


それもかわいいガール達なのだが…




やっぱり派遣コミュニティが出来上がってるんですね…




ここでも女の子と仲良くできなさそうだと感じる吉田






「帰りてえええ…」



女性が活躍するスウィーツ工場


そんな肩書きに惹かれた吉田にとって目の前の状況はあまりにも過酷だった。



「退職」


その二文字を抱えながら工場へ。




全身白の服で覆う。


ピンで止めた髪の毛が頭巾に引っ張られて痛い。



エアーで全身の細やかなゴミをも落とす。



「おお…」


工場内はなかなか小奇麗だ。



そしてなんだか静かでこぢんまりしている。



以前いたフライドチキンとバナナ梱包とは明らかに違う「女子力音譜が満ちていた。





朝礼が始まるとかなりの人数がいた。



100人近くいたかもしれない。




派遣は30名くらいだが、「パート」「社員」というくくりもあるようだ。



そのパートは確かにほぼ全員が女だった。





「BBAばっかかよ」



なんだか色気がないのだ。


全身工場着で頭も覆い、マスクもしてゴム手袋。


さすがのピッツァメンでもインポテンツになりそうだった。





ため息混じりに作業場へ。



吉田に割り当てられたのは、ラインから外された型を洗浄する仕事。



難易度はBといったところか。



長靴に履き替え、水用手袋とポリエプロンを装着する。




そして洗浄場へ入ると、一人の女性がいた。




あの頭巾の色はパートだ。



「あっ!今日一緒にやってくれる人ですか!」


「………!!!は…!ハイ!吉田です!」



若い!!!

そして元気がよく少し高めの明るい声をしている!!!


身長は少し小さめだが、それを全く感じさせない覇気がある女性だ!!!

顔は覆われているが何よりも目が美しい!!!(〃∇〃)


「あ、私西谷です!私もここあんまりやってないんだけど、お願いしますね!」




そこからいろんな話をした。


俺が初めてであること、

元大手外資にいた事、

ただ今、就活中であること、

西谷さんがむかしマクドナルドでバイトしていたこと、

そしてここは半年目だということ




火曜日以降は彼女とは会えなかった。


しかしパートは大半が週5日勤務。



きっとまた会える。

 


次に彼女にあったら、ランチに誘おうと思います。

工場の食堂、


窓際の特等席を用意しよう。

そしてセルフの水のグラスを二人でかたむけながら話そう。

そして規格外品無料提供のおはぎもプレゼントで持って来よう。





愛知に置いてきた僕の気持ちが今…


あの日から止まっていた僕の時間が今…




そして二人の時間が、


今動き出した。