パーフェクトローフードの絶大なメリットを日々感じているが、それでも18年ほどの経験を通して、ローフードだけでは防げなかったこと、改善できなかったこともはっきりしてきた。今日はそれらのことについて書いてみたい。

 

 体の上から下へ向かって考察したい。
 

<髪>
 パーフェクトローフードを続けていればいつまでも髪がフサフサでいられるかなと最初は思ったが、そうではなかった。オレの場合は大体30代の後半頃から髪が少なくなっていった。まだハゲているわけではないが、額は広くなった。そのため残念ながらローフードに薄毛の進行を遅らせる効果はあるかもしれないが、少なくとも完全に止める効果はないと言える。
 白髪については分からない。現在は43歳だがまだ髪に白髪は生えていない。ただし髭には数本白髪が生えるようになった。こちらについてはまだしばらく見る必要があるだろう。

<目>

 ローフードで視力が良くなることはないと言える。子供の頃ゲームに夢中になって視力を落とし、現在は眼鏡をしているが、ローフーディストになって視力が回復したことはなかった。目にいいと言われているブルーベリーを生で一月食べてみたこともあったが、自分の場合は変化はなかった。

 

<歯>

 ローフードだけを食べていても口腔ケアを怠れば虫歯になる。これは栄養源として果物や炭水化物やデンプンを食べるからだ。野生動物が虫歯になるという話を聞いたことはあまりないと思うが、実は野生動物も虫歯になる。ただし人間に比べてずっと少ない。それは果物を食べる動物でも草や葉を食べる頻度が多く、口中がアルカリ性で保たれる時間が長いからではないかと思う。

<手の温度>

 基本的に手の温度が冷たい。これはローフーディストになる前はそのようなことはなかったように思うが正確な記憶はない。

 蜂蜜や肉、ある組み合わせの食べ方によっては温かくなる。もっとも手が冷たいことは悪いことかは分からない。

 夏には都合がよく、また長寿の生物は体温が低い場合が多いからだ。パーフェクトローフードは熱帯で暮らしていた頃の食事法なので、体を夏仕様にする効果があるのかもしれない。

<関節痛、その他の痛み>

 慢性の関節炎が3か所あった。一か所は左足の親指で、中学生の時に空手の組手中に相手の足とぶつけて以来長々と痛んだ。今は日常生活を送っていて痛むことはないが、まれにシャワーを浴びている時に痛むことがある。

 他は左足首、左肩甲骨の下に時折痛みがあった。この二か所は今は痛まなくなったが、3年ほど前まで時々痛むことがあった。どの痛みについても、ほぼなくなるまでパーフェクトローフーディストになってから10年以上もかかっているので、ローフードでは対処できないのだろう。というより食べ物では無理なのだろう。関節を痛めたら早めに整形外科に行った方がいい。

<皮膚の炎症>

 首の後ろと左足の脛に昔から皮膚炎があり、今は首にあったものはなくなり、脛にごくわずか残っている。パーフェクトローフーディストになっても完全になるなることはなかった。母親にもあるため恐らく遺伝なのだと思う。ただし母親のものよりもはるかに軽微だ。たぶん言わないと分からない。オレの場合は加熱・加工食品を食べていたころは症状が強かったが、この点は明らかに変わった。
 ただし完全にはなくなっていない。このことから皮膚炎の原因が完全に加熱・加工食品であるということはないのだろう。しかし重症化のトリガーになっている可能性はあると思う。

 
 ローフードだけで防げなかったこと、改善できなかったこととして今思いつくのはこれくらいだ。多いか少ないかは人それぞれだと思うが、逆を言えばこれだけだ。50代、60代と年代が上がることになったらまたこういった記録をしてみたい。