嬉しいの表現は
思いっきりする。
誰もいない秘密の待ち合わせ場所に彼がいると
嬉しくて嬉しくて駆け寄ってしまう。
「音立てちゃだめ!」って言われるから
そーっとつま先立ちで駆け寄って
思いっきり抱きついて
笑顔で見上げるとふっと笑って
抱きしめ返してくれる。
いつも私からせっぷんで、
この間はいつもより短めで切り上げたら
もうちょっとって言わんばかりに
くちびるを突き出してきたので
また寄せる。
***
不満を言えばきりなくある。
もっと時間をかけて一緒にいたい
どこか行きたい
もっと私を見てほしい
もっともっとがたくさんある。
だけど、
誰かと一緒にいるということは
強要したりされたりするものじゃない。
好きの表現も
連絡も
ペースはひとそれぞれだ。
自分の寂しいを埋めるために
恋人を使うのは違う。
寂しいのは彼が冷たいからじゃない。
自分で自分をいつくしむことができないから。
不完全な自分を
不完全なまま受け入れる。
そうやって自分で
自分をいつくしむことができるようになると、
(彼に愛情を強要しなくなると)
奪い合いから与え合いになって
穏やかな愛がはぐくまれていく。
恋人も
愛情を強要される恐怖から解放されて
愛してくれるようになる。
だって、
もし
自分なりに相手を愛しているのに、
相手から
「もっと愛してよ」って言われたら
どの愛し方が正しいのかわからなくなって
近づけなくなるから。
自分で自分を満たせれば
愛して欲しいという気持ちより
自らの愛情を相手に捧げることが優位になる。
愛されたいから愛するんじゃなくて、
ただ愛する。
この差は大きい。
重さが全然違う。
会える時は
会えることに喜びを集中させる。
不満なんて全部吹っ飛ばして
「会えて嬉しい」と
言葉にだしたり
態度で伝えたりすれば
恋人は
「この子は俺に会えるのが嬉しいんだ」と
幸せな気持ちになり、
その気持ちに応えるように
気持ちを返してくれる。
愛しあえる喜びに意識を全集中すると、
笑顔で抱きしめ合える。
これが彼との6年目の私の気持ち。