数日前に 母に会った時、

母 「顔がまたつらそうね」 と言うので

私 「ちょっと また大変なんだー」

母 「お母さんが あんな薬使ったばっかりに

こんなことになって ごめんね」 と謝るのです。

私 「それは 違うよ。

昭和40年代には 良く効く新薬として

みんなが使い始めていて 副作用の情報なんて

まったく無かったんだから 謝ることじゃないよ」 と。

 

 

乳幼児期に 通っていた内科で 

ほっぺに出ていた乳児湿疹に

ステロイドを処方され

2~3度塗って 良くなり

その後は 使用していなかったようです。

 

 

脱ステを指導なさっているS先生が

著書にも書かれているように

幼少期にごく短期間で 部分的なステロイド外用で

症状がすぐに消えた後、

長期にわたってステロイド外用はなかったが、

青年期になって体の一部に症状が出現し、

ステロイド外用で急激に全身に皮疹が広がり、

難治性のアトピーせー皮膚炎になった症例を

いくつか経験している と。

 

 

私の乳幼児期は 

まだステロイドに対する情報はほとんどなかったから

母が謝ることじゃない。

でも今は ステロイドの副作用も知られてきているから

安易に使って

後に、副作用が出てきて 

こんなことになるとは思わなかったなんて

お子さんに謝ることになってからでは 遅いのよ。