もともと結婚願望は希薄だった
幼い少女が一度は口にする「大きくなったらお嫁さんになる」
という言葉を発したことは
人の記憶にも自分の記憶にも一度もなかった
そんな少女が大人になってもやはり
ウエディングドレス姿に憧れることはなく・・・
興味の向くことに没頭してきて
自由でわがままで風のように生きてきた
ただ、紙切れの約束に縛られることは望まなくても
愛しい人と一緒に日々を過ごしたいとは思う
昼は共に笑い、共に泣き
夜は睦み合って幸せな眠りに落ち
労わりあって、尊敬し合い、楽しく食事し、時にはケンカもし・・・
そんな毎日を過ごしたいと思う
「花嫁」にはなれなくても
いつもあなたの「愛しい人」でいたい
それだけでいいんです
こんな愛のカタチもあるのだと
足元の道を見ながら思った
氷点下の冬の夜
※ えー・・・不倫とかしてませんから