日本企業のイノベーション その2
gooの苦い経験
1998年(インターネット普及期)には日本語検索サービスにおいては、画期的なサービスだった。
ところが、これが盲点。私の記憶では、これが二つ目の巨大通信サービス「NTT」の最大の失敗でもあった。
当時、gooはアメリカの会社の検索システムとNTT研究所の日本語解析技術を組み合わせたgooの技術は画期的な検索効率を誇った。
だが、物語はここから始まる。当時はネット広告の夜明けであり、「NTT」の事業主体は規制に守られ、通信が本業で、そんなものを赤字覚悟で先行投資する意欲も気概もなかったのが首脳陣。
つまり、ネット事業で検索技術を駆使して、事業の覇権など握れるか?と、タカをくくっていたのである。
通信市場をほぼ独占していたし、国から守られ、電電公社の体質を未だに抜けられない状況だから、逆に弱みになったと、私は判断している。
その間隙を縫った、yahooが日本の五割弱の検索シェアを確保し、Googleは六割超の巨大企業に成長し、今やGoogleの株式時価総額は16兆円、NTTのほぼ2倍に成長したのではないでしょうか?
一回目の「NTT」の誤算とは、世界に誇るNTTの技術である、「ISDN」の開発にあった、アナログからデジタルの技術開発を世界に先駆けて開発した」のに、日本のブロードバンドの開発が遅れたのは、この「ISDN」が原因だったのは皮肉である。
歴史的にはつい最近のことだったのではないでしょうか?
どこかNTTはやることが、公務員より公務員らしいのが、「ソフトバンク」の孫さんの「思う壺」になっています。
巨大企業のNTTだけに限らず、大企業はイノベーションをより真剣に考えないと、全員が「ネットお宅」の餌食になることもありうることを、早く気付いて欲しいことです。
ちょっと長くなりました。次回に続きます。
竹下 博
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