『世界システム論』確立

ウォーラーステイン氏死去


米国を代表する歴史社会学者で

『世界システム論』を提唱した、

イマニュエル・ウォーラーステイン氏が

8月31日、死去した。

88歳だった。

ニューヨーク生まれ。

コロンビア大学で学んだ後、

アフリカ研究を経て、

世界の歴史・社会を一つの

システムととらえる

『世界システム論』を確立した。

国家の枠組みを越えた

視点から

近代以降の歴史を分析し、

交易によって覇権を握った

英国などによって

今日の資本主義経済のシステムが

形作られたと論じた。

さらに

20世紀は

米国が覇権を握った世紀だったが

21世紀は

内部矛盾によってシステムが崩壊し

覇権争いや

南北問題の拡大が起こると指摘した。

ニューヨーク州立大教授を長く務め

国際社会学会会長なども歴任、

世界的な影響力を持った。

代表的著作に

『近代世界システム』

『アフター・リベラリズム』などがある