両陛下   労災犠牲者を慰霊

昭和天皇陵に退位報告も


天皇、皇后両陛下は23日、

東京都八王子市の武蔵陵墓地を訪れ

昭和天皇陵に退位を報告された。

30日の退位の礼に関係する

「昭和天皇山陵に親謁の儀」で

陛下の在位中、

皇居の外で行われる最後の儀式と

なった。

陛下はモーニング姿、

皇后さまは

グレーの参拝服姿で、

昭和天皇が眠る武蔵野陵に

それぞれ玉串をささげて

深々と拝礼された。

その後、

両陛下は市内の

「高尾みころも霊堂」を訪れ

労働災害で亡くなった人々を

慰霊された。

霊堂は1972年5月に建立され、

今年2月末現在、

26万794人が合祀されている。

両陛下の訪問は

7回目で、

霊堂内の拝殿に白菊を供花された。

陛下は労災の死者が

61年の6712人を

ピークに年間1000人近くに

減少したと説明を受け

「これを下げるには

どういう努力が必要ですか」と

尋ねられていた。

宮内庁によると、

両陛下は退位を前に、

国の発展を支えた

人々を慰霊したいと願われたという。