両陛下  最後の伊勢訪問

地方への旅重ね385回

天皇、皇后両陛下は17日、

皇室の祖神とされる

天照大神をまつる

伊勢神宮に

今月末での退位を報告するため、

新幹線と

私鉄で

三重県伊勢市に入られた。

国民の象徴として、

天皇陛下が

皇后さまと大切にされてきた

地方訪問は、

今回で最後となる。


現地では、

退位を控えた

天皇陛下と皇后さまを

一目見ようと、

大勢の人が歓迎に集まった。



両陛下は

午後1時20分頃、東京駅を出発。

伊勢神宮参拝に伴い、

皇位の証し

『三種の神器』の剣と曲玉も携行された

近鉄

宇治山田駅には午後5時前に到着。

駅前や沿道には、

本降りの雨となったにもかかわらず

計約1万5000人が集まり歓声を上げた



宿泊する

伊勢神宮の内宮行在所までの

沿道には人だかりが

切れ目なく続き、

両陛下は、

車の速度を落として歓迎に応えられた

宮内庁によると

両陛下は

近鉄名古屋駅から宇治山田駅への

特急の車内から

沿線の住民の歓迎に

応えられていたという。

同市の女性(85)は

『間近で

優しいまなざしを拝見でき、

感激している。

来月から始まる新時代も

平和が続いてほしい』と話していた。

行在所前では、

両陛下の長女で

同神宮祭主を務める

黒田清子さんらが出迎えた。



両陛下は18日、

退位関連の儀式

『神宮に親謁の儀』に臨まれる。




被災地・離島     住民と交流

天皇、皇后両陛下は

平成時代、

全国植樹祭、

国民体育大会、

全国豊かな海づくり大会の

『三大地方行事』のほか、

被災地訪問、

戦没者慰霊など

全国を巡る旅を重ねてこられた。

宮内庁によると、

即位から

15年で

47都道府県全てを訪ね

2017年に2巡された。

都内を除く

46道府県の

訪問件数は今回で385に上るという。

離島訪問は

結婚後55島に達した。

天皇陛下が84歳と高齢になられた

昨年8月にも、

北海道・利尻島を皇后さまと訪問。

車で1周57㌔の島内を巡り、

各地で島民らと交流された。

陛下は

16年8月の

〔お言葉〕で、

全国に及ぶ旅を大切にしてきたと

明かし、

「皇后と共に

行って来た旅は

国内のどこにおいても、

その地域を愛し、

その共同体を地道に支える人々の

あることを認識させた」と

述べられた。


















三重県を訪問中の

天皇、皇后両陛下は18日、

伊勢市の伊勢神宮で、

今月末の退位を報告する

『神宮に親謁の儀』に臨まれた。

天皇陛下は、

食物の神とされる

豊受大神をまつる

外宮、皇室の祖神とされる

天照大神をまつる

内宮の順に参拝。

内宮では、

三種の神器の剣と璽(曲玉)を

それぞれ持った侍従を前後に

正殿前まで進み、

玉串をささげて拝礼された。

玉串は、

同神宮祭主で、

両陛下の長女黒田清子さんを

通じて供えられた。

続いて

皇后さまも参拝された。

両陛下は

同日夕、

宿泊先の同県志摩市に到着。

夜は

ホテルで

黒田さんや

神宮関係者らとの夕食会を開かれた。

この日も

沿道や駅で、

のべ約4万3300人から

歓迎を受けられた。

宮内庁によると、

近鉄宇治山田駅から

賢島駅までの

車内では、

沿線で手を振る住民に、

立ち続けたまま応えられたという。











リュウグウ  米誌飾る

はやぶさ2の論文掲載


【読売新聞4月21日】

宇宙航空研究開発機構の

探査機はやぶさ2が観測している

小惑星リュウグウの写真が、

19日の

米科学誌サイエンスの表紙を飾った。

同誌には、

はやぶさ2による観測成果の論文が

3本掲載された。


この写真は、

はやぶさ2のカメラで撮影された

「岩だらけの小惑星」

「はやぶさ2がリュウグウに到着」との

見出しが重ねられている。

掲載された論文は

リュウグウの地表面に

水の成分を確認したという成果などで

3月に電子版で先行して

公表されている。

JAXAの山川宏理事長は19日の

定例記者会見で、

「高名な

科学誌の表紙を飾り喜ばしい。

大変誇りに思う」と述べた。

同誌は

2006年6月と

11年8月、

初代はやぶさによる

小惑星イトカワの科学観測の論文を

掲載した際にも

イトカワやその微粒子の写真を

表紙に載せた。