イケメン「韋駄天図」初公開

京都・泉涌寺    天皇在位30年記念

天皇陛下の在位30年を記念し、

皇室の菩提寺として知られる

泉涌寺(京都市東山区)で3月、

舎利殿内に約350年前に描かれた

「韋駄天図」が初めて公開される。

寺は

「美青年の韋駄天を見てもらいたい」

としている。

韋駄天は仏法の守護神で、

釈迦の遺骨(舎利)が

足の速い鬼に盗まれた際、

追いかけて取り戻したとされる。

泉涌寺の

舎利殿裏堂の壁面

(高さ約3㍍、

幅約10㍍)の韋駄天図には、

甲冑を着た韋駄天が舎利を拝む

様子が描かれている。

作者は江戸時代の絵師、

六代木村琢で、

1668年の作とされる。

舎利殿には

中国・宋の寺から

譲り受けた釈迦の歯

「仏牙舎利」が安置されており、

韋駄天図は

仏牙舎利を守るために描かれた。

裏堂には

普段光が入らないため、

制作当時に近い色彩が

保たれているという。

通じ非公開の舎利殿の特別公開

(3月17日まで)に合わせ

3月1~17日に公開される。

NHKの大河ドラマ

「いだてん~東京オリンピック噺」

の放送開始を受け、

快足で知られる韋駄天に

親しんでもらう狙いもある。

舎利殿の重要文化財の韋駄天立像

(約1㍍)や

狩野山雪の天井画「龍図」なども

拝観できる。

泉涌寺の渡邉恭章執事(56)は

「韋駄天の名前は

聞いたことがあっても

その姿は知らない人が多い。

イケメンの若武者を

ぜひ見てほしい」と話す。