大文字山で平安期寺院内跡

京都  瓦、土器など100点展示

大文字山の名称で知られる

如意ヶ嶽(京都市左京区)で、

平安時代前期の山林寺院跡が

確認された。

有力者が造成した大規模寺院の

可能性があり、発見された

瓦や土器、礎石の写真など

約100点を京都市考古資料館

(京都市上京区)で

2月17日まで展示している。

考古資料館の梶川敏夫・元館長(69)

と京都女子大の考古学研究会が

2017年5月~18年10月に調査。

5ヵ所の平坦地のうち、

2ヵ所から

平安前期の建物跡の礎石を確認した

高級貴族の邸宅から

出土したものと同様の

緑釉陶器、

焼けて割れた漆箔の塑像の破片、

土器、唐草文軒平瓦などが

約500点以上見つかった。

建物跡について、

梶川元館長らは、

9世紀中頃に

真言系の密教寺院・安祥寺を

開いた入唐僧恵運が記した

「安祥寺資財帳」(重要文化財)の

記述にある

「檜尾古寺跡」の可能性が高いと指摘

資材帳には

安祥寺建立の願主で

文徳天皇の生母・藤原順子が

一帯の土地を買い上げたほか、

「北限檜尾古寺所」の記載があり

今回発見された

礎石などは

如意ヵ嶽にある

安祥寺上寺跡の

北約600㍍付近にあった。