兼高かおるさん死去

長寿テレビ番組

「兼高かおる世界の旅」を

自ら企画、出演し、

まだ

海外旅行が

一般的ではなかった時代に

日本人の目を海外に

向けさせた。

旅行ジャーナリストの

兼高かおる

(本名・兼高ローズ)さんが

5日午後8時45分、

心不全のため

東京都内の高齢者施設で亡くなった

90歳だった。

告別式は近親者で済ませた。

後日、

お別れの会を開く予定。

神戸市生まれ。

ロサンゼルス市立大に

留学した後、

英字紙

「ジャパンタイムズ」などで

ライターとして

ジャーナリスト活動を始めた。

1958年、

当時の世界一周早回り記録に

挑戦し、記録を塗り替えたことが

きっかけとなり、翌年、

自ら企画、取材し、

演出から

ナレーションまでを

手がけたラジオ東京(現TBS)の

テレビ番組

「兼高かおる世界飛び歩き」が

スタート。

60年から

「兼高かおる世界の旅」と

名称を改め、

海外への観光渡航が

自由化される前の

日本人に

夢を抱かせた。

90年9月に

1586回で番組が終わるまで、

31年間に

約150ヶ国を訪問。

地球180周にあたる距離を

飛び回った。

日本人女性で初めて

北極点と南極点の両方に立ち、

個人の名を冠したテレビ番組では

米国の音楽番組

「エド・サリバンショー」の

23年を抜いて当時、

世界一の長寿番組となった。

この番組の

功績で90年に菊地寛賞、

翌年には

芸術選奨文部大臣賞と

紫綬褒章を受けた。

また、

国際交流や

旅行業の発展にも貢献した。

日本旅行作家協会の会長を務めたほか

昨年は、

優れた企画旅行を表彰する

「ツアーグランプリ2018」の

審査委員長も務めた。

86年から2006年まで

「横浜人形の家」館長。