双葉山と名優 結んだ手紙
連勝ストップ翌日
六代目菊五郎が激励
「斯道 邁進を」
【読売新聞1.1】
1939年に昭和の大横綱双葉山の
連勝が69で止まった翌日、
歌舞伎の大御所、
六代目尾上菊五郎が送った
激励の手紙が、
双葉山の遺族の元に
保管されていることがわかった。
戦前の2大スターが
親交を深めるきっかけとなった
手紙の存在は知られていたが、
全文が明らかになるのは初めて。
手紙は
「唐突乍ら一面識も有りませんが」
と始まる。
当時53歳で「演劇の神様」と
呼ばれていた菊五郎は
27歳下の双葉山を
「空前不世出にして
天下に麗名高き貴下」と表現。
歴史的な敗北を報道で知り、
「安芸海の為に一敗地にまみれしは
実に言語に尽くせぬ残念の事」と
つづったうえで、
「芸術家として
大いに教えらるる
何ものか有るを痛感」
「斯道に邁進せられん事を」と
励ましている。
手紙を受け取った双葉山が
歌舞伎座を訪ねると、
菊五郎は
「人間として
友だちとして付き合いたい」と話し
互いの家を行き来する間柄に
なったという。
江戸東京博物館名誉館長で、
相撲史に詳しい
竹内誠さん(85)は
「道を求める人間同士の誇りが
はっきりと出ている。
名優が
書かずにはいられなかった
胸中がにじみ出ている」と
読み解き、
史料価値を評価した。
連勝ストップ翌日
六代目菊五郎が激励
「斯道 邁進を」
【読売新聞1.1】
1939年に昭和の大横綱双葉山の
連勝が69で止まった翌日、
歌舞伎の大御所、
六代目尾上菊五郎が送った
激励の手紙が、
双葉山の遺族の元に
保管されていることがわかった。
戦前の2大スターが
親交を深めるきっかけとなった
手紙の存在は知られていたが、
全文が明らかになるのは初めて。
手紙は
「唐突乍ら一面識も有りませんが」
と始まる。
当時53歳で「演劇の神様」と
呼ばれていた菊五郎は
27歳下の双葉山を
「空前不世出にして
天下に麗名高き貴下」と表現。
歴史的な敗北を報道で知り、
「安芸海の為に一敗地にまみれしは
実に言語に尽くせぬ残念の事」と
つづったうえで、
「芸術家として
大いに教えらるる
何ものか有るを痛感」
「斯道に邁進せられん事を」と
励ましている。
手紙を受け取った双葉山が
歌舞伎座を訪ねると、
菊五郎は
「人間として
友だちとして付き合いたい」と話し
互いの家を行き来する間柄に
なったという。
江戸東京博物館名誉館長で、
相撲史に詳しい
竹内誠さん(85)は
「道を求める人間同士の誇りが
はっきりと出ている。
名優が
書かずにはいられなかった
胸中がにじみ出ている」と
読み解き、
史料価値を評価した。