手塚作品    競売の華

アトム原画3500万円も

【読売新聞11.4】

これまで絵画や骨董品を

中心に行われてきた

美術オークション市場で、

漫画家・手塚治虫

(1928~89年)の原画が

高値で落札されている。

今月中旬には

大手オークション業者が、

独立したジャンル

「MANGA」として、

東京都内でオークションを

行うことにしており、

今後ますます注目を集めそうだ。

3日に都内で開かれたオークション。

古美術品や古書、

現代美術などとともに、

手塚の代表作「鉄腕アトム」の

原画が出品され、

この日の最高額

880万円で落札された。

今年3月に行われた

手塚作品のオークションでは

「新人類フウムーン」の表紙カラー

原画が1500万円で、

5月のパリの競売では

「アトム」の原画が26万9400ユーロ

(約3500万円)で落札された。

漫画作品の原画は

作者が管理することが多く、

普通はなかなか外に出回らないが、

手塚の場合、

過去に原画をファンなどに

譲ったケースもあるため、

以前から

比較的多数の原画が

古書市場に出ているという。

近年は欧米や中国などからも

買い手が付き、

落札額を上げる一因になっているようだ

3月に手塚作品の

オークションを行った

「Shinwa  Auction」(東京都中央区)は

17日、都内で「MANGA」と

銘打ったオークションを行う。

「アトム」

「ジャングル大帝」

「リボンの騎士」など

手塚作品のカラーイラストや

原稿のほか、

赤塚不二夫、

横山光輝、

水木しげるの色紙、

アニメのセル画など計59点が

出品される予定だ。

同社の皐月啓嗣取締役は

「直筆イラストや

漫画原稿は

現代の肉筆浮世絵と言える。

世界中に知られたキャラクターも

多い日本の漫画の需要は

国内外にある」と話している。