コムキャスト  スカイ買収へ

4.4兆円規模    

フォックスに競り勝つ

【ロンドン=戸田雄、

ニューヨーク=有光裕】

米ケーブルテレビ大手コムキャストは

22日、英衛星放送大手スカイを

約400億㌦(約4兆4000億円)で

買収する方針だと発表した。

英当局が実施した

スカイ買収を巡る入札で、

メディア王・ルパート・マードック氏

が率いる米メディア大手

21世紀フォックスに競り勝った。

英当局による

22日までの入札で、

コムキャストが

1株あたりの

買い取り額として17.28ポンドを提示。

これに対し、

フォックスは15.67ポンドにとどまった

コムキャストは、

スカイの株主から賛同を取り付け、

10月までの買収完了を目指す。

スカイは

欧州のプロサッカーリーグや

自動車レースなどの放映権を持ち

英国や

ドイツ、

イタリアなどで

約2300万世帯と契約している。

スマートフォンなどで

動画を楽しむ人が増え、

ケーブルテレビ離れに悩む

コムキャストは顧客基盤の拡大に

加え、ネット配信番組を充実させる。

一方、

フォックスは22日、

「現在持っているスカイ株の

今後の取り扱いを検討している」との

声明を発表した。

フォックスはスカイ株の

約39%を持ち、

2016年12月にスカイを

完全子会社化することでいったん

合意した経緯がある。

ただ、マードック氏が会長を務める

グループ会社は英紙タイムズなどを

保有している。

このため、メディアの多様性が

低下する懸念から、

英当局の審査は難航。

これを受け、

コムキャストは今年4月に

スカイ買収を提案した。

買収合戦が過熱し、

英当局が入札に

乗り出す事態になっていた。