大津祭    着々

来月7日本祭

【読売新聞9.17】

江戸時代から続く

湖国三大祭りの一つ、

「大津祭」の本祭が

来月7日、

滋賀県・大津市中心部で行われる。

優雅な曳山巡行のある祭り本番に

向けた準備が本格的に始まった。

(渡辺征庸、猪原章)




人形衣装   100年ぶり新調

「西王母山」

曳山の一つ「西王母山」(丸屋町)に

乗る人形の一体「東方朔」

(高さ約1.7㍍)の衣装が

約100年ぶりに新調され、

関係者にお披露目された。

中国の仙人とされる

東方朔の衣装は

1919年(大正8年)、

絹や

金箔、

金糸などで

絢爛に織られたが

長年の使用で破れたり、

色が落ちたりしていた。

2016年に

大津祭が

国の

重要無形民俗文化財に

指定されたことで、

17年度から

修理事業が進展。

今回の衣装は国と県、市の

補助(計約600万円)を得て、

約1年かけて新調した。



専門家の監修で復元したが、

従来より生地を厚くするなどして

強度を高め、配色や織りの誤りは

改めた。

お披露目は14日にあり、

天孫神社の神職が

衣装をお祓いし、

復元を監修した

和田光生・市歴史博物館副館長や

衣装を織った

「川島織物セルコン」(京都市)の

明石文雄・技術顧問が復元の

工程などを説明した。

参加者は

鳳凰や龍などを

織り込んだ真新しい衣装に

満足した様子だった。

「西王母山桃山保存会」の

高谷尊士会長(70)は

「うれしい気持ちより、

『大津祭を

若い世代に

しっかり引き継がなければ』と

気が引き締まる思いです」と

話していた。