若い世代と積極交流

皇太子さま 仏から帰国

【読売新聞 9.16 小野沢記秀】

日仏友好160周年を迎えた

フランスを

公式訪問していた

皇太子さまは15日、

政府専用機で帰国し、

東宮御所で

雅子さまから出迎えを受けられた


帰国後に発表した感想では、

19世紀半ばに蚕と生糸の関係から

始まった交流の絆が

様々な分野に広がり、

幅広い協力関係に発展して

いるのを実感したとし、

「両国間の友好親善が今や

多彩な糸が織りなす

美しい織物に発展しつつあることを

うれしく思います」とつづられた。


国際親善  自然体で

来年5月の即位前では、

最後とみられる

外国訪問に臨まれた皇太子さま。

次世代を背負う若い人材と

自然体で触れ合われる姿が

印象に残った。

現地に滞在された8日間のうち、

7回、若い世代との交流が設けられた


フランス人生徒200人以上が

日本語クラスに在籍する学校では、

東京オリンピックの競技場や

マスコットについて

日本語で説明する授業を視察された

懇談した

生徒らは

緊張していたが、

夏休みに宿題がないと聞いた

皇太子さまは

「愛子には言えない」とすかさず

応じ、笑いを誘われる場面もあった。

皇太子さまは

出発前の記者会見で、

訪仏が

両国の将来を担う若者同士の

交流が深まる契機となればという

希望を述べられた。

ご自身も40歳のマクロン大統領との

親交を深められた。

ベルサイユ宮殿を訪れると

初対面の大統領と

レッドカーペットを歩き、

互いに顔を近づけ、

英語で言葉を交わされた。

「通訳を入れない会話によって

距離が縮まった」と側近はみる。

続く会見や

晩餐会は、18歳年下の大統領との

会話は弾み、和やかで楽しい雰囲気に

包まれたという。

この翌日、

皇太子さまは

同行した報道陣の取材に

「国と国との関係は人と人との

関係だ」という考えを明かされた。

国家元首を始め、

現地で出会った一人一人と

気さくに打ち解けようと

努められる姿は、

新天皇の目指す

国際親善の一つの形の表れだと

感じた。