両陛下  利尻島民と交流

【読売新聞8.5】

北海道を訪問中の

天皇、皇后両陛下は4日、

利尻島を初めて訪問された。

在位中、最後の離島訪問になると

みられ、両陛下は車で

1周57㌔の島内を巡り、

各地で島民らと交流された。

札幌丘珠空港を出発した

特別機は、

利尻島と隣の礼文島上空を

ゆっくり旋回し、

両陛下は窓越しに緑豊かな

離島の景色を楽しまれた。

島に到着した両陛下は、

まず、ウニの養殖施設に向かわれた。

皇后さまは

特産のエゾバフンウニを手にとって

職員の話を聞き、

陛下は

「味はどうですか」などと尋ねられた

両陛下は、

その場でウニ漁の関係者と懇談し

「体は大丈夫ですか」などと

島での生活を気遣われた。

この日の昼食には

生ウニが用意され、

皇后さまは「楽しみにいただきますね」

と話されていた。

その後、

両陛下は景勝地の

「オタトマリ沼」から

標高1721㍍の利尻山を眺め、

沼の湿地帯に生える草花を見ながら

散策された。

利尻島への訪問は

2011年に一度計画されたが、

東日本大震災の発生で見送られ

今回ようやく実現した。

両陛下は海岸線も散策。

利尻空港では

見送りに集まった島民に

名残惜しそうに手を振り、

4日夕、

札幌市に戻られた。