「昔ばなし」語り温かく

81歳  常田富士男さん死去

【読売新聞7.20】

テレビアニメ

「まんが日本昔ばなし」での、

どこかとぼけた、

しかし温かみのある

ナレーションなどで知られる

俳優の常田富士男さんが18日、

脳内出血のため死去した。

81歳だった。

告別式は近親者で行う。

喪主は長男、青児氏。

同作で約20年間、

共にナレーションを務めた

女優の市原悦子さん(82)は

「私にとって弟であり

夫であり、

お兄さん。

今はシュンとして、

ポカンとして、

言葉がない」と、その死を悼んだ。

長野県生まれ。

1959年に

米倉斉加年さんらと

劇団青年芸術劇場を結成。

舞台のほか、

テレビのドラマや

バラエティーなどで存在感を見せ

今村昌平監督

「楢山節考」や

黒沢明監督「夢」などの映画にも

出演した。

市原さんと

「まんが日本昔ばなし」の

ナレーションを始めたのは75年。

独特の間や

余韻のあるせりふ回しで

幅広い世代の人々を楽しませた。

市原さんは

「昔話の世界の人みたいで

重みがあり、

ユーモラス。

そんな人柄が

作品に

味わいを与えた。

見かけによらず

とても

かわいい方でした」と話していた。