永徳・若冲など国宝級も

三の丸収蔵品  9874点に

【読売新聞6.28】

宮内庁三の丸尚蔵館の在り方について

議論してきた有識者懇談会は27日、

収蔵品の調査結果についても報告した。

国宝や

重要文化財に匹敵する作品もあり、

皇室に伝わる品々の全体像が

明らかになった。


三の丸尚蔵館は、

昭和天皇の崩御後、国内外からの

贈答品など約6300点が国に

寄贈されたことを機に整備。

宮家からの

遺贈や寄贈も加わり、

収蔵品は現在9874点に上る。

専門家が昨年、

宮内庁や文化庁と

ともに公開対象の9682点を調査し、

A~Cランクの3種類に分類した。



最上級のAランクは

2484点で、国宝・重文クラスの

優品や皇室の歴史を示す上で

重要な品も含まれる。

Bランクは博物館や美術館で

展示することが適当なもの7139点

Cランクは破損が著しいものなど

59点という結果だった。

Aランクは名品ぞろい。

狩野派の巨匠・狩野永徳の

「唐獅子図屏風」(右隻)は

安土桃山時代の傑作とされる。

江戸時代に活躍した

伊藤若冲の花鳥画連作

「動植綵絵」は全30幅で、

"奇想の画家"の代表作として知られる

彫刻・工芸では高村光雲の

「松樹鷹置物」、

書籍では

藤原定家筆「更級日記」、

写真では明治天皇御下命

「人物写真帖」(39冊)などもある。

文化財保護法により、

国宝・重文に指定されている

美術工芸品は

6月1日現在、

1万686件に上る。

皇室が保護する

同館の収蔵品は指定対象外だが、

提言は価値を分りやすく示すため、

国宝・重文指定の検討も求めた。












PHOTO BY FUJI TV.  


宮内庁は2025年頃をめどに、

総面積が5倍規模となる新施設の

整備を検討する。