被災地へ   心寄せ続け

両陛下、復興住宅訪問

「良い生活築いて」

【読売新聞6.10】

天皇、皇后両陛下は9日、

福島県いわき市の復興住宅で、

東京電力福島第一原発事故で

避難した住民らと懇談し、

被災地の人々に変わらぬ思いを

寄せられた。

この復興住宅には、富岡、大熊、双葉

浪江の4町などの約440人が入居。

両陛下は代表者らと机を囲み、

復興住宅に落ち着くまでの

困難に耳を傾けられた。

震災後、避難所を転々とし、

今年1月からここで生活する

渡部勝以さん(68)に、

皇后さまは

「大変でしたね。

落ち着かれましたね」と

優しく語りかけられた。

天皇陛下は、震災後に故郷の

伝統踊りを再興させ、

地元での奉納を実現させたという

佐々木繁子さん(68)に

「色々人を結びつける機会に

なるでしょうね」と述べられた。

陛下は最後に、

「ご苦労も多かったと

思いますが、良い生活を築いて

いかれるよう願っています。

どうぞお元気で」と懇談者全員に

向けて語られた。

夕方には、同市のレジャー施設

「スパリゾートハワイアンズ」で、

フラガールによるダンスショーを

観覧し、笑顔で拍手を送られた。

両陛下は10日、

津波被害を受けた

福島県南相馬市の海岸防災林整備地で

開かれる第69回全国植樹祭に出席し

記念植樹をされる。

来年4月30日に退位される

天皇陛下と皇后さまにとって、

植樹祭出席は今回が最後となる。