潜伏キリシタン  世界遺産へ


【読売新聞5.5】

国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の

世界文化遺産に日本が推薦している

「長崎と天草地方の

潜伏キリシタン関連遺産」

(長崎、熊本県)について、

諮問機関が、登録をユネスコに勧告した

自然遺産に推薦していた

「奄美大島、徳之島、

沖縄島北部及び西表島」

(鹿児島、沖縄県)は、

登録延期が勧告された。

文化庁と環境省が4日、

それぞれ発表した。

「潜伏キリシタン遺産」は、

17~19世紀の禁教期も信仰が続き

当時の景観をとどめる長崎県本土や

平戸諸島、

五島列島、

天草諸島の集落や、

開国後にキリシタンが

フランス人神父に信仰を告白した

「大浦天主堂」(長崎市)など、

12の構成資産からなる。

文化遺産を審査する

ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡

会議(イコモス)は

「禁教期にもかかわらず

ひそかに信仰を継続した

潜伏キリシタンの独特の文化的伝統の

証拠」と評価し、12資産すべての

価値を認めた。

もともと政府は2016年の登録を目指し

教会建築中心の

「長崎の教会群と

キリスト教関連遺産」として

推薦していたが、イコモスから

禁教期に焦点を当てるべきだと

指摘されて推薦を取り下げ、

内容を練り直して再推薦していた。



「長崎と天草地方の潜伏キリシタン

関連遺産」

①原城跡(南島原市)

②平戸の聖地と集落

(春日集落と安満岳、平戸市)

③平戸の聖地と集落

(中江ノ島、同)

④天草の崎津集落

(熊本県)

⑤外海の出津集落(長崎市)

⑥外海の大野集落(同)

⑦黒島の集落(佐世保市)

⑧野崎島の集落跡(小値賀町)

⑨頭ヶ島の集落(新上五島町)

⑩久賀島の集落(五島市)

⑪奈留島の江上集落

(江上天主堂とその周辺、同)

⑫大浦天主堂(長崎市)