日中、北非核化へ連携

外相会談で一致    

国連制裁を履行

【読売新聞4.16】

河野外相は15日、

中国の王毅国務委員兼外相と

東京・麻布台の外務省飯倉公館で会談し

北朝鮮の完全かつ検証可能で

不可逆的な非核化を実現するため

国連安全保障理事会の制裁決議の

完全履行などで緊密に連携して

いくことを確認した。

5月上旬の日中韓首脳会談に合わせた

李克強首相の初来日や、

安倍首相と

習近平国家主席の相互往来を通じて

全面的な関係改善を進めることでも

一致した。

会談は夕食会を含めて4時間弱行われた

王氏の来日は、

2016年8月に東京で開かれた

日中韓外相会談以来となる。

河野氏は会談で、

北朝鮮による日本人拉致問題の

解決に向けた協力を要請した。

王氏は3月26日の習氏と北朝鮮の

金正恩朝鮮労働党委員長による

首脳会談に同席しており、

会談内容について日本側に説明した

日中関係は、

沖縄県・尖閣諸島を巡る対立などの

あおりを受け、停滞してきた。

河野氏は、

今年が日中平和友好条約締結40周年

にあたることを踏まえ、

「平和友好条約の名にふさわしい

関係を再構築したい」と強調。

王氏は

「これからを切り開く重要な年だ。

ともに努力して持続的、

安定的に(関係を)改善し、

早期に正常発展の軌道に戻していきたい」

と応じた。

河野氏は

「東シナ海の安定なくして

日中関係の真の改善はない」と述べた

その上で、両氏は東シナ海を平和、

協力、友好の海としていくことで

一致した。

自衛隊と中国軍の不測の衝突を防ぐ

「海空連絡メカニズム」の早期運用を

目指すことも申し合わせた。

両氏は、

世界貿易機関(WTO)を中心とする

国際的に自由で開かれた貿易体制の

維持が重要だとの認識を共有した。

16日には河野、王両氏が

議長を務める第4回

「日中ハイレベル経済対話」を

東京で開く。

10年8月に北京で行われて以来で

日本が掲げる

「自由で開かれたインド太平洋戦略」

や中国の巨大経済圏構想

「一帯一路」について相互協力を

模索する方向だ。

王氏は16日、首相官邸で

安倍首相と面会する。