両陛下  沖縄入り

慰霊と交流  県民感謝

【読売新聞2.28】

天皇、皇后両陛下は27日、

空路で沖縄県入りし、

先の大戦で激戦地となった

糸満市の国立沖縄戦没者墓苑で

供花し、遺族らに声をかけられた。

両陛下の沖縄訪問は11回目。

来年4月の退位を控え、最後の訪問に

なるとみられ、行く先々で多くの

県民が歓迎した。

28日は日本最西端の与那国島を訪問される

那覇空港に降り立った両陛下は、

糸満市で沖縄平和祈念堂、

さらに国立沖縄戦没者墓苑に向かわれた

白菊の花束を供え、深々と頭を下げた後

遺族らに声をかけられた。

宜野座村の宮平ナヘさん(98)は

1945年、24歳の時、夫が戦死。

身を隠した合の壕の中で

出産した次女も病死した。

長年、沖縄に寄り添われてきた

両陛下に会いたいと思っていたという

『大事にお過ごしください』などと

声をかけられた宮平さんは、

『家に帰ったら、お茶でも上げて

夫に報告したい』と、穏やかな笑みを

浮かべた。

宿泊先の那覇市のホテルでは、

本土との交流事業

『豆記者』のOBや昨夏に派遣された

小中学生ら18人が出迎えた。

両陛下は

『迎えてくれてありがとう』と笑顔を

見せ、

『この交流がいつまでも

続くといいですね』と伝えられた。