地下鉄サリン事件23年


事件により

お亡くなりになった方、

犠牲になった方々へ

心より深くご冥福をお祈り申し上げます。




【読売新聞3.21】

癒えぬ傷、遺族ら献花

地下鉄サリン事件から23年を迎えた

20日、事件現場となった

東京メトロの6駅に設けられた

献花台には900人以上が訪れ、

犠牲者の冥福を祈った。

官公庁が集まる霞ヶ関駅

(東京都千代田)では、

事件発生とほぼ同時刻の午前8時に

約20人の駅員が黙祷。

同駅助役の夫を亡くした

高橋シズヱさん(71)は午前9時半ごろ

献花台に花束を手向け、

『歳月が過ぎても、

被害者や遺族の立場は変わらない』と

語りました。

一連の事件の裁判は

1月に終結。

今月14~15日には、

東京拘置所に収容されていた

死刑囚13人のうち

7人が他の拘置所に移送された。

一方、東京地裁では

この日、

『オウム真理教犯罪被害者支援機構』が

教団主流派

『ALeph』に被害者への未払いの

賠償金約10億円を支払うよう求めた

訴訟の第1回口頭弁論が開かれた。

同機構理事長の

宇都宮健児弁護士は

法廷で『心身の傷が癒えない遺族らは

たくさんいる』と意見陳述した。

アレフ側は争う姿勢を示した。


地下鉄サリン事件で運転手役を務め

無期懲役で服役中の教団元幹部

杉本繁郎受刑者(58)が今月、

事件を振り返って

『今の私の思いは

ただただ後悔のみ』などと心情を

吐露した2通の手紙を読売新聞に寄せた

杉本受刑者は

地下鉄サリン事件で、

日比谷線でサリンを散布した

小池(旧姓・林)泰男死刑囚(60)を

車で上野駅まで送った。

2000年7月に1審・東京地裁で

無期懲役判決を受け、

09年に最高裁で確定した。

杉本受刑者は

『何故あのような組織に入り

何故あのような人物を師と仰ぎ

帰依してしまったのか、

当時の私自身のことが

全く理解できません』と記した。

被害者には

『申し訳ない思いを表現する

言葉がみつかりません。

私の言葉は

被害者の方々には

あまりにも軽いだろうから』などとし

活動を続ける教団については

『信仰の自由は

守られるべきだが、

教団への入信は

正常な精神の

崩壊を意味するので

一人でも多く脱会してほしい』と

訴えた。

一方、教祖の

松本智津夫死刑囚(63)の刑の執行に

ついては、

『執行まで時間がかかれば、

信者らの間に

『尊師に死刑執行などできない』

との妄想が蔓延する』とし、

執行に耐えうる精神状態かを

見定めつつ、検討するべきだとした。