北監視  衛星打ち上げ

軌道入り7基体制に

【読売新聞2.28】

政府の情報収集衛星

『光学6号機』を載せた

H2Aロケット38号機が

27日

午後1時34分、

種子島宇宙センター

(鹿児島県南種子町)から

打ち上げられ、

予定の軌道に入った。

北朝鮮の軍事施設などを監視する

事実上の偵察衛星で、

ミサイル発射兆候の察知などを担う。

光学6号機は

高性能デジタルカメラで

晴れた日中に地上を撮影する衛星。

詳しい性能は

防衛機密でもあり

非公表だが、

数十㌢単位で

物体を識別できるとみられる。

このほか、

政府は夜間や

悪天候時に電波の反射を利用して

物体をとらえるレーダー衛星も

運用している。

今回の打ち上げで、

情報収集衛星の監視体制は

光学衛星3基、

レーダー衛星4基の計7基となる。

情報収集衛星は、

1998年8月に北朝鮮が

発射した弾道ミサイル

『テポドン1』が

日本上空を通過したことを受け、

同年12月に導入が

閣議決定された。

内閣衛星情報センターによると、

現体制で地球上のどの場所でも

1日1回以上の撮影が可能という。

政府は将来的に光学・レーダー衛星

各4基に、データの送受信を中継する

衛星2基を加えた計10基体制で、

1日複数回の撮影を安定的に

確保したい考えだ。

情報収集衛星の打ち上げは

昨年3月のレーダー5号機以来。

光学6号機の開発と打ち上げの

費用は約416億円。

国産主力ロケットである

H2Aロケットの打ち上げ成功は

32回連続で、成功率は97.4%となった