障害者虐待死   県内2件

16年度調査

養護者が加害69件

【読売新聞2.10  滋賀】

県内で2016年度、障害者2人が

家族ら養護者から虐待を受け、

死亡していたことが9日、

厚生労働省の調査でわかった。

全国の死亡事例5件のうち2件が

県内での発生となり、

県内での死亡事例は調査が

始めった12年度以降、

初めて。県は

『再発防止に力を入れたい』としている

(川本修司)


調査によると、

養護者による

虐待で死亡していたのは、

いずれも30歳代の男女。

精神障害と

知的障害のどちらかを抱え、

いずれも両親からの虐待を受けていた

種別は、

『ネグレクトを

除く養護者の虐待による致死』が

1件と、『その他(病死)』1件。


1件目は

被害者に精神障害があり、

暴れるのを抑えるために

自宅で両手足をテープで束縛。

外した後に様子を見ると

心肺停止となっていた。


2件目は知的障害のある人に対し

自宅内での行動や外出を制限。

その後、

病院を受診して入院し、

間もなく病死したというものだった。

2件のうち1件は、

障害福祉サービスを受けていなかった。

また、1件は県警が

『事件性なし』と判断し、

公表されていないケースだった。

福祉施設などの

職員による虐待は5件で、

前年度(18件)から大幅に減少。

被害を受けていたのは

いずれも女性で、

20~60歳代だった。

虐待を加えていた側は

世話人が2人、

生活支援員、

就労支援員、

指導員がそれぞれ1人。

県障害福祉課は

『県内で

初めての死亡事例が2件も起き

重く受け止めている。

いずれも養護者による

虐待で市町が主体となって

対応すべきケースだが、

県としても職員向けの研修を

充実させ、再発防止に力を入れて

いきたい』としている。