子育て支援法改正案

保育所  広域で受け入れ

市区町村超えて融通


政府が今国会に提出する

子ども・子育て支援法改正案の全容が

2日、分かった。

市区町村の枠を超えて認可保育所を

利用しやすくするよう、

都道府県が

『待機児童対策協議会(仮称)』を

設置できる規定の新設が柱だ。

政府は近く改正案を

閣議決定する方針で、

今国会での成立と4月1日の施行を

目指す。

都道府県に協議会

改正案などによると、

協議会は関係する市区町村のほか、

保育事業者や

有識者らでつくる。

主に

①市区町村の保育所整備計画

②広域利用のための市区町村間の

調整

③必要な保育士の確保・育成策

ー話し合う。

待機児童が多い市区町村を国が

政令で指定する規定も設ける。

指定を受けた市区町村を

重点を支援するため、

厚生労働省などの関係省が

必要に応じて協議会に加わる。

認可保育所は、子育てをする

親が暮らす市区町村の施設に

入所申請するのが原則だ。

ただ、居住地の保育所が定員を

オーバーしていても、近くの

市区町村や、親の職場がある

市区町村が受け入れ可能な保育所を

持っている場合がある。

市区町村が保育所を融通しあえるように

すれば、待機児童の解消に役立つ。

そのため、

国は市区町村が調整する場として、

待機児童対策協議会を設けることにした

厚生労働省幹部は

『都道府県が関わる協議会を通じ

保育所の利用を拡大させたい』と

語る。一方、改正案には、

国が市区町村の保育事業に補助する

ことを明記した。

これに伴い、認可移行を目指す

認可外保育所の運営費の補助率を

来年度から4~7割に引き上げる

方向だ。現在の補助率は2~5割に

とどまっており、認可移行を後押し

する狙いがある。

政府が昨年12月に決めた

『人づくり革命』の政策パッケージで

2019年10月の消費増税に伴って

保育事業などへの企業負担を

3000億円増やすことが盛り込まれた。

これを踏まえ、

改正案には、

保育事業などへの企業の

拠出金率引き上げも掲げた。

企業の拠出金率の上限を0.25%から

0.45に改める。

政府は来年度の拠出金率を0.29%とし

増額分のうち

1000億円を前倒しでまかなう方針。

今後、段階的に拠出金率を

引き上げる。



【読売新聞2.3】