魂 前かがみでお迎え

平等院  聖観音菩薩立像

仏像として現存珍しく

【日本経済新聞10.7】

世界遺産・平等院(京都府宇治市)

は6日、所蔵の木造聖観音菩薩立像

(平安時代後期)が、元来は

死者の魂を迎えに行く『来迎仏』として

前傾姿勢で造られていたことを発表

魂を迎える動きを表現した来迎仏は

絵画では多いが、仏像として造ることは

難しく、現存する立像来迎仏は

珍しいという。

平等院によると、仏像は高さ109㌢。

11世紀後半から12世紀前半に

造られたとみられる。

現在は片手にハスの花を持ち

直立しているが、

2015年からの修復調査で、

仏像を現在の台座から外して

観察したところ、元来は体全体を

前傾させた姿勢だった。

平等院は

『極楽浄土を表現する平等院に、

来迎に関わる仏像があったことは

重要な発見』としている。