核禁止条約  42ヶ国署名

国連総会に合わせ式典

【ニューヨーク=高橋里奈】

核兵器の開発や保有、使用を禁ずる

【核兵器禁止条約】の署名式が

20日朝(日本時間20日夜)、

国連本部で開かれた。

オーストリアやブラジルなど

42ヶ国が署名した。

首脳らが集まる国連総会にあわせて

式典を開き、北朝鮮の核の危機が

高まるなか反核を国際社会に訴える。

グテレス国連事務総長が署名式の

開会を宣言した。

[広島と長崎の(原爆投下の)

生存者は核兵器の悲惨な結末を我々に

思い起こさせ続ける]と語り、

[条約は核兵器なき世界という

普遍的な目標に向けた重要なステップだ]

と歓迎した。

条約の制定交渉で議長国をつとめた

コスタリカのソリス大統領は

[政治的、法的に核兵器を禁止するための

確かな一歩を踏み出してほしい]と語り

[機運を高め続けていくことが

重要だ]と述べた。

署名式には市民団体の代表らも参加した

核禁止条約は7月に国連で

122ヶ国の賛成を得て採択されました。

法的に核兵器を禁止する条約としては

初めて。

米国や中国、ロシアなど

核兵器保有国は強く反発しており、

【核の傘】の下にある日本や韓国、

北大西洋条約機構(NATO)諸国も

参加していない。

唯一の戦争被爆国である日本は

参加しなかったことで、

被爆者など市民団体から非難を受けた

米国と北朝鮮の間で緊張が高まり、

軍縮機運が後退するなか、

中南米や南アフリカ、パラオなどの

中小国が中心となって

核兵器禁止の動きを国際社会に

アピールした。

条約は50ヶ国が批准してから

90日後に発効する。