米国イージス艦に給油

海上自衛艦、日本海などで

安保法基づき

海上自衛隊の補給艦が

安全保障関連法に基づき、

日本海などで北朝鮮の弾道ミサイル発射

を警戒する米イージス艦に

燃料補給していることが分かった。

複数の日本政府関係者が明らかにした

安保法に基づく米軍への給油は初めて。

同任務が可能になった4月以降、

複数回実施しているという。

平時から自衛隊と米軍の一体運用を

加速し、北朝鮮への抑止力を高める

狙いがある。海自補給艦が米軍からの

要請に基づき、月1回程度のペースで

給油しているという。

安保法に基づく新任務では5月に

海自が実施した【米艦防護】に

続いて2例目とみられる。

今回の給油は自衛隊法100条

(米軍に対する物品役務の提供)に

基づく。自衛隊法改正を含む2015年の

安保法制定で、自衛隊が物品を

提供できる米軍の対象範囲が拡大。

従来の【共同訓練中】などに加え

[ミサイルの防護中]や

[海賊対処中]も加わりました。

こうした任務遂行の前提となる

改正日米物品役務相互提供協定

(ACSA)が今年4月、発効した。

海自は01年から10年まで

インド洋で米艦艇などに給油した

実績をもつ。

米国の対テロ戦争を支援するためで、

01年にテロ対策特別措置法をつくって

補給艦を現場海域に派遣した。

こうした経験を今回の任務に生かして

いるとみられる。

北朝鮮による相次ぐ

弾道ミサイル発射を受け、海自や

在日米海軍のイージス艦は24時間態勢

での警戒監視を強いられている。

海自が米イージス艦に洋上で給油するのは

陸上の基地に戻って補給する手間を省き

ミサイル防衛網に穴が開かないように

するためだ。自衛隊と米軍の一体運用を

加速する狙いもある。

専守防衛を掲げる日本は

爆撃機や巡航ミサイルをもたず、

有事の際の敵基地などへの攻撃は

米軍に頼らざるを得ない。

政府関係者は

[日本防衛を確実にするには平時から

出来る限り米軍を支援する必要がある]

と話す。海自による米軍への補給活動に

ついて政府は13日現在、公表していない

非公表の理由については

[米軍の運用に関する情報は

明かせない]

(内閣官房幹部)と説明している。