EU離脱  懸念拭えず

日本企業、英国関税を不安視

【日英共同宣言】

日英両政府は31日、

通商や気候変動対策など経済分野での

協力を深めることで一致した。

英国のメイ首相らは日本企業と

積極的に対話して協調関係をアピールした

ただ欧州連合(EU)離脱後の将来像について

詳細を語らず、日本の経済界が持つ

払拭とまではいかなかった。

首相は31日のメイ氏との共同記者会見で

英国のEU離脱に言及した。

日本企業への影響を最小限に抑えるため

[透明性と予見可能性が重要]と

配慮を求めたという。

メイ氏は離脱決定後も日本企業の

投資は続いているとした上で

[離脱をスムーズに進め、

日本との新しい関係を築きたい]と

応じた。

両首脳が発表した共同宣言では、

2国間関係を深めるため、

閣僚級の新しい枠組みをつくることで

一致。英国のEU離脱に伴うビジネスへの

混乱を避け、英国がEUとの新しい関係を

円滑に構築できるよう希望するとの立場も

明記した。

ただ[実際に離脱がどう進むか見えないと

影響を予想しにくい]

(経済官庁幹部)との声は根強く

企業などが新しい投資に及び腰になる

可能性はある。メイ氏の訪日にあわせ

政府間の協調は演出したものの、

日本企業の不安が拭いきれたとは

いえない。