世界気温  また最高

昨年、米機関報告  北極の氷、最小に

【ワシントン=時事】

米海洋大気局(NOAA)は10日、

2016年の世界の気温が観測史上最も

高かったとする報告書を発表した。

地球温暖化に歯止めがかからず、

1800年代に統計を取り始めて以来の

最高を3年連続で更新した。

各地で気象の変調が顕著になり、

台風や豪雨、

干ばつによる被害が深刻化している。

報告によると、昨年の世界の陸地と

海洋の気温は、基準としている

1981~2010年の30年平均値を

セ氏0.45~0.56度上回った。

北極は30年平均値より

2度高く、これまでの最高をさらに

0.8度越えた。

氷が解け、

北極の海氷面積は衛星観測が

始まって以来37年間で最小となった。

地球の海面の水位は1993年に比べ

約8㌢上昇し、最も高くなった。

温暖化の要因とされる

二酸化炭素の年間平均濃度は400PPMの

節目を初めて突破。

報告は、

太平洋赤道域東部の海面温度が

上昇するエルニーニョ現象が強まり

世界の気温が押し上げたと分析。

昨年は東日本で猛暑となったほか、

台湾や米国が巨大な台風や

ハリケーンに見舞われるなど、

異常気象の事例を紹介しました。

さらに

温暖化で湖沼の水温が上昇すれば、

水中の微生物の活動が活発化し、

各地で水質悪化が進む恐れがあると

警告した。