米国で最低結婚年齢上げ

NY州、14~17歳に

[子供の人権守る]

【日経ニューヨーク=共同】

米国ニューヨーク州がこのほど、

結婚できる最低年齢を14歳から17歳に

引き上げることを決めた。

親による強制結婚や結婚後の

家庭内暴力を減らす目的。

子供の結婚はアフリカや中東で

問題視されているが、

米国の多くの州でもいまだに

結婚可能なのが実情だ。

ニューヨーク州のクオモ知事は

[子供の人権を守る第一歩にしたい]と

他の州も続くよう呼び掛けた。

現行のニューヨーク州法でも

結婚最低年齢は18歳とされているが

例外として保護者と裁判所の許可が

あれば14歳から、保護者だけの

許可であれば16歳からでも可能だった。

人権保護団体ヒューマン・ライツ・

ウオッチによると、同州では2000年から

の10年間に18歳未満の約3850人が結婚。

今後は保護者と裁判所の許可があれば

17歳で可能になる。

全米ではこのほか

アラスカ州やノースカロライナ州でも、

保護者と裁判所の許可があれば

14歳からの結婚を認めている。

27州ではそもそも規定がなく、

さらに幼くても理論上は結婚可能だ。

ただ子供の結婚を行政が一律に

禁止するのは、

伝統や宗教上の理由から困難とされる。

ニューヨーク州に

隣接するニュージャージー州では、

5月に同様の修正法案への

署名を知事が

[宗教的伝統に基づく

一部地域の文化に反する]との理由で

拒否した。